黒猫とドラキュラ ページ44
太輔先輩side
ここまでノンストップだったからな。
バスケで走り回ってるオレは平気だけど、Aは
女の子だ。
気を使えばよかったな。
太「どう?落ち着いた?」
水をゴクゴク飲むA。
…かわい。
A「ぷはあっ!落ち着きました!お水ありがと
うございます」
お水だって。
いちいち"お"をつけるところがまた可愛いよな。
太「うん。それで…Aに聞いて欲しいことがあるんだけど。いいか?」
もちろん、告白。
A「はい。大丈夫です」
太「あのね、オレ…
Aのこと、好きだよ」
ザァッ…
風が吹く。
聞こえる、たくさんの人の笑い声。
それだけが、とても大きい音に思えた。
A「……ありがとうございます!!」
ん?
これは、オッケーとかそうゆうこと?
太「…A。もしかして勘違いしてる?」
友達として、だとか思った?
A「え」
太「…オレが言ってるAへの好きは、友達とか
じゃないよ…?Aのこと、1人の女の子として
見てる。彼女にしたい。だから、付き合って!」
言った。
言ったよ、オレ。
あとは、返事。
バチ
目を合わせると
太「え、なんで泣いてるの!?」
泣いてるAがいた。
なんかダメだった!?
A「やっ…、嬉しくてっ…」
嬉しい?
え、それって…!!
A「わ、私も好きです…!」
私も好きです。
オレが、待っていた返事。
夢に思った返事。
起きたよ、キセキ。
A「かのじょにっ、し…うわっ!?」
太「ごめん、我慢できなかった」
顔を赤くして下を向きながら、オレを好きと言って
くれるAを見たら抱きしめずにはいられなかった
ただ、純粋に好きで。
Aの特別になりたかった。
やっと、特別になれた?
太「絶対、守るから」
A「私も太輔先輩のこと守りたいです」
太「じゃ、守り合いっこしよ。てか、太輔ね」
A「先輩ですよ」
太「彼氏だから」
A「///」
幸せにする、絶対に。
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作者名:苺パンダ | 作成日時:2019年1月3日 23時