黒猫とドラキュラ ページ26
宏くんside
シャーーーー!!
カーテンを開けるとそこには、王子様の格好してる
タマが目の前。
ザ・王子様だもんな〜?
似合いすぎだろ。
出てきた瞬間香が真っ赤。
罪な男だよ、ホント。
そんなタマとオレが、すぐさま見る先は
A「うわっ、二人ともカッコいい!!」
A…
その格好は反則じゃねーの?
サスペンダー付きの黒いカボチャパンツに
黒のそでが丸い半そでシャツ。
全体的に真っ黒で
頭にネコミミ付いてる…
これ、黒猫だろ?
ちょっと香!?
Aのやつ、露出おおくない?
これじゃあ、悪い男に目をつけられちゃうだろ。
ほら、そこにいる…
裕「うっ……待って、生足?やばい、かわいい////」
変態タマさんみたいなやつに。
A「ううう〜、やっぱりこれは無理だよぅ」
似合ってる自信がないのか弱気なA,
香「そうねぇ〜、可愛すぎて連れてかれそうだし」
そうそう、これは流石にダメだって。
裕「似合ってるけどなぁ〜。かわいいよ?」
サラッと褒めるタマ。
クールに見えるけど、顔が真っ赤すぎて全然クール
なんかじゃないし。
A「ほっ、ほんと!?裕太くんも、カッコいい
よっ!!王子様、似合ってる!」
ちょっとカタコト気味でAが褒め返す。
照れながら。
あんまりこーゆー行事に参加してなかったからな。
…やっぱり、それはオレのせいで。
香「うーん…。あっ!みっくん!!」
宏「んはいっ!?」
いきなり名前呼ばれてびっくりした〜!
変な声出たし。
香「Aと一緒にペアで宣伝してよ〜。そしたら
守られて安心!黒猫を守る警察官!」
それは確かに名案だが…
宏「違うやつに頼んで。タマとか。オレやらない」
ホントはやりたい。
すぐそばでAを守ってやりたい。
でも…
この前はつい甘えちゃったけど…
やっぱりオレは、Aに近づかないほうがいい。
今、クラスが打ち解けたけど、それでオレとA
が仲良くし始めたらまたいじめられるだろ?
そんなことになったら、警察官じゃねえし。
タマに守ってもらったほうがいいから。
13人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:苺パンダ | 作成日時:2019年1月3日 23時