黒猫とドラキュラ ページ20
こんなにステキな仲間がいるだけで私、満足しちゃいそうだよ…!!
でも
川「……すまんっ!」
そう、このクラスの人達に選択を迫っている限り
満足ってわけにはいかない。
って、この人川崎くんだよね?
一応喋ったことない人でもクラスメイト全員の
名前は知ってる。
川「オレ…脅してきた女子のせいにしたくないけど
ビビって、何かされたわけじゃないのに神風のこと
無視してた」
そんな…
そりゃ、自分もそんなめに合うかもって思ったら
無視するしかないよ。
川崎くんが悪い…のかもだけど!
本当に私のことを嫌って、悪気がありながら無視
したわけじゃないんでしょ?
それなら…
川「ホントに悪かったと思ってる……。でも!!
これからは負けねえよ?だからっ、オレと友だち
になってくれよ!」
オレと…
友だちになってくれよ…?
と・も・だ・ち ?
え…
A「ふええぇえぇっ!?」
思いっきり、ビックリした!
いや、嫌じゃないの!!
嬉しいの!!
川「えっ!?ダメッ?」
いやいやそんなぁ!
A「いやっ、そうじゃなくて…ビックリした
だけ!よろしく川崎くん!」
早口でしゃべる。
伝わった…?
川「…ハハハッ!!やっぱおもしれーや神風!
これからよろしくな〜!」
A「あわっ…わ、わっ」
手を握られてブンブンされる。
川崎くんのペースがいまいち掴めないよぅ!
裕「…そこまでっ!コラ、川崎!?手繋ぐな!」
川「うるせ〜♩」
川崎くんと裕太くんは、仲いいんだ!
山「オレもごめんな神風!!」
朝「私もごめん!!」
春「私もっ!!」
みんな、謝ってくれた。
山田くんに浅田さんに春野さんに…他のクラス
メートたちもっ!
こんなに謝られると、なんか嫌な気分だよ。
A「だっ、大丈夫!!私…許さないなんてこと
ないからっ、そんな謝らないで!?」
ごめんなさいの嵐にもまれながら全力で答える!
山「そうか?」
朝「じゃあ…」
春「友だちになってくれるっ?」
そっ、そりゃ…
A「もちろんですっ!!友だち、嬉しいっ!」
カタコトになっちゃったけど、伝わったはず。
[これからよろしく!!]
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作者名:苺パンダ | 作成日時:2019年1月3日 23時