親友の私 ページ1
あの日、「あいつ」に会わなければ、こんな思いは無くなってたのかな…?
私は工藤美樹!今年で高校生!
私には大親友がいるんだ。名前は笹野香奈!
そして、昔から恋を拗らせている安藤和樹。
3人で入学できて嬉しいなぁ…!
でも、そんな想いは一晩で崩れ去った…
それは、ある夜のことだった。
美「ここは、どこだろう…?私、寝てた、よね…?」
?「やぁ。『親友』ちゃん。」
美「し、『親友』…?何のこと?私は工藤美樹よ!」
?「ふふ、違うよ。やっぱり『ヒロイン』も呼べば良かったかなぁ…
それは『ヒーロー』の台詞だよ。『親友』がいうべき台詞じゃあない。」
と、ソイツは言い放ったんだ。
美「だから!さっきからなに言ってるのよ!
『ヒーロー』だとか!『ヒロイン』だとか!……『親友』とか!」
私は大声で反論した。
だが、ソイツは聞く様子もなかった。
?「あーねー、キミさ…『笹野香奈』って知ってる?」
美「か、香奈に何かしたの…?」
?「あのね、香奈ちゃんは『ヒロイン』なんだ!」
と言い出した。
美「ひろ、いん…?なに、それ…」
?「そしてキミはそのヒロインを引き立てる『親友』!」
美「は、は…?私が、ヒロインを、引き立てる…私が、香奈を、引き立てる…?」
?「そういうこと!ああ、ひとつ言い忘れてた。ち、な、み、にぃ…
安藤和樹クンは『ヒーロー』!つまり、和樹クンと香奈ちゃんは結ばれるんだ!」
そうソイツが言ったあと私の頭にガツン、と思い岩が乗っかってきた気がした。
そして、私は夢から覚めた。
ああ、ヒロインに、なりたい…
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ころんソーダ@むいむい - 美樹ちゃんはヒロインじゃないんだ…可哀想だな… (2022年5月19日 21時) (レス) @page1 id: 3faf7cba36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:casa | 作成日時:2022年4月14日 16時