今日:18 hit、昨日:10 hit、合計:5,781 hit
小｜中｜大
２ ページ18
獣の後ろを着いていき辿り着いたのは、重厚な扉が待ち構える巨大な地下室だった。
人一人が通れそうな隙間を残して、開いている。
扉を押し開け中へと入れば、瞬間的に、言い様の無い不快感が背中を通り過ぎていく。
綺麗に揃えられたタイル張りのホール。
その奥には木目の床と、食器やタオルなどと残された生活スペースらしき場所。
それらに似つかわしくない、鉄の臭い。
｢血の匂い…か……｣
酸化した、濃く、粘度の高い血の匂い。
――どう言う事だ。
獣を見る。
獣は、黙って私の方を見ていた。
奥へと進むほど、血の匂いが更に濃くなっていく。
手の甲で鼻を覆いながらもホールの中心部へと行けば、視界の隅に、目を疑うようなものが映り込む。
思考が止まる驚き。
驚愕。
まさか、と言う言葉も出ないほど、決定的なもの。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 44人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アキ(プロフ) - リクエストに応えていただきありがとうございます！更新されてるのをみてすぐ飛んできました！これからも楽しみにゆっくりと読ませていただきます！ (2021年11月25日 6時) (
レス) @page20 id: aa044e7ab8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：＊Reno | 作成日時：2020年10月5日 5時
