第六夜 ページ7
Side A
私が小さい箱を開けると同時に壁に映し出されてるタイマーがスタートした。
このルービックキューブはさっきのに比べてサイズが小さい。
なのに 5×5でさっきのルービックキューブより、正方形が沢山あるからやりづらい。
カチャ…カチャ……
間違えてやり直すのは時間がもったいないから
間違えないように、少し慎重に、時間をかける。
カチャ…
少しずつ面が揃ってく。
静かな部屋に、ルービックキューブの音と
私と片岡さんの息遣いの音だけが響く。
カチャ、カチャ……
まだ3分はあるから、焦らなくても大丈夫。
焦ったら、多分間に合わなくなる。
一度、軽く深呼吸をして
またルービックキューブを揃えてく。
カチャ……カチャ…
色が徐々に揃ってく。
•
•
•
残り時間は、後1分。
だけど、焦る必要はない。
片岡「高槻さん…?」
私の落ち着き振りを不思議に思ったのか、片岡さんが私の名前を呼んだ。
『うん、大丈夫だよ。もう終わるから。』
私はそう言うと、最後の面を揃えた。
カチャ…
ピコン!
軽やかな携帯の通知音が
次の命令内容が送られてきたことを示す。
73人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
澪(プロフ) - ……この首謀者殺っちゃっても良いですか? (2022年3月22日 14時) (レス) @page25 id: 5ddb06e292 (このIDを非表示/違反報告)
千(プロフ) - ひよこさん» ありがとうございます!そう言ってくださって凄く嬉しいです(*´∇`*) (2018年5月17日 20時) (レス) id: 4f559fb116 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ - すごく面白いです(≧∀≦*) (2017年10月25日 16時) (レス) id: 5a7ec4da17 (このIDを非表示/違反報告)
千(プロフ) - 闇猫さん» ありがとうございます!ホラーは書くのが難しいですがこれからも頑張ります(*´▽`*) (2017年3月1日 19時) (レス) id: e8f6113ea5 (このIDを非表示/違反報告)
闇猫 - ホラ―だけど、面白いです。更新頑張ってください。 (2017年3月1日 18時) (レス) id: 6f7a2e4a1d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ