【鬼舞辻無惨】 推しがブラックすぎるので株を上げます！ 【鬼滅の刃】

§３，推しが綺麗すぎるので近くに寄れません！ ページ41

▼もしも、童磨さんのお姉さんだったらという息抜き短編。
　ニコニコ動画で見た、「【鬼滅のMMD】アンヘル【上弦弐と蟲柱】」の童磨さんが生きてた。△

■この作品では敬称を変えることで、童磨さんから好きに呼んでもらえますよ！！
　「姉上」とか「姉さま」とか「お姉ちゃん」とか「お兄ちゃん」とか！！(謎の宣伝)□

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壱扇 紅梅と鱗粉

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『……綺麗な梅』

　俺の姉上はかわいそうな人だ。
　ここへ施しを受けに来る信者たちなんかよりも。
　よっぽど。

『落ちてきたら、拾っておきましょう』

　取りたい梅があるのなら、取ればいいのに。
　昔から姉上は、自分から何かを取ろうとしない。
　常に受け身で物事を静観して、希望があっても絶対に手を伸ばそうとしない。

「おーい、A姉上」
『…どーま』

　だから、
　俺がとってきてあげた。
　姉上が欲しいと望むもの、姉上に似合うと思ったもの。

「そんなところに居たら寒いぜ？さっさと中へお入りよ。丁度、焼き芋をもらったんだ」

　姉上はたぶん、俺が一番食べたい相手だ。
　他のどんな女よりも絶対に美味しい。
　だって俺が育てたんだもん、当然だね。

『ありがとっ。一緒に食べようね』
「じゃ、行こうぜ」

　俺は姉上の冷え切った手をとった。
　そっといつもより強く握ると、だんだんと温かくなってくる気がした。
　俺にもう体温なんてないのにねぇ。

『どーま、今日も幸せだね』
「ああ、A姉上」

　この人は何時まで、弟が人間だと思っているんだろう。
　いつまで俺を弟だと思っているんだろう。

『わー、おいしそうな焼き芋』
「本当だね。………本当に、美味しそう」

　ああ焼き芋も、だぜ？


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　なぜ病んだ(頭を抱える)
　ふざけて、名前を「無惨」に敬称を「お兄様」にしたら面白いことになった(白目)

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