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゜
｢なんや今日は遅かったな｣
『…ちょっっと寝坊しちゃって』
私がそう言うと隣にいたトンちゃんを見て察したのか鬱くんがニヤッと笑った
｢朝チュン？｣
｢ちゃうわ！ただのアラームの付け忘れ｣
トンちゃんはすぐに否定する
しかし鬱くんの話は止まらない
｢いやー別に俺に隠さなくってもええんやで？｣
｢やからほんまに違うんやって。｣
少し耳が赤いトンちゃん
なんか可哀想になってきた
『鬱くん、もうトンちゃん降参してるから許してあげて』
｢えー。Aも乗ってきたら良かったんに｣
『トンちゃんの疲労を増やさないでよ』
朝からくだらない事を言いながら3人で笑った
｢あー。俺もうそろそろ行かなあかんわ｣
トンちゃんが腕時計を見て言った
｢引き止めて悪かったわ。Aは俺がしっかり面倒見とくから｣
『別に鬱くんに面倒見てもらうほど頭弱くないけど。トンちゃんいってらっしゃい』
そう言ってトンちゃんに微笑みかけると彼は
｢いってきます｣
とだけ残してエレベーターの方に向かっていった
｢なんやかんや上手くいってるみたいやん｣
『まぁそれなりに』
｢寂しいって言えたん？｣
鬱くんの問いに弱々しく答える
『言えたら苦労してないよ』
｢まぁほんまに辛くなったら俺のとこ来ればええわ｣
なんでもないことのように言う同僚
『頼もしいね』
私も軽く言って共にオフィスに入った
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自分のデスクに向かいイスに座る
今日も今日とて書類が山ほど置いてある
思わずため息が出そうな量だ
朝礼前に少しだけ進めておこうとパソコンに向き合うと後ろから甲高い声が聞こえてくる
｢ねぇ藤田さん。私今日どうしても定時に帰らないといけなくて、少しだけ私の仕事もやってくれないかしら｣
先輩毎日そうやって仕事押し付けに来ますけどどんだけ定時に帰る予定入れてるんですか
言いかけた言葉を飲み込んでわざと忙しいふりをする
『すいません。私も今日終電までに終わるかどうか微妙な所で』
｢あなたなら大丈夫よ。それにこれ営業の捏島君に急ぎでコピー取ってって言われたものだからすぐに終わるわ｣
捏島はトンちゃんと同じ営業職でまたもや高校からの友達だった
コネちゃんは先輩みたいに香水を振りまいて厚化粧してる女が1番嫌いなんですけど
どうせあなたから仕事変わりますって言って貰ってきたんでしょ
今日こそはどうしても断りたかったがコネちゃんの名前を出されたら引くに引けなかった
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炉愛(プロフ) - しぃぷさん» そうなんですね…！！黒い羊の方もずっと楽しみにしていて…そして今回最推しtn氏だったので居てもたってもいられずコメントしました。最後まで楽しみにお待ちしてます…！！ (2022年2月5日 22時) (
レス) id: 221ecac122 (このIDを非表示/違反報告)
しぃぷ(プロフ) - 炉愛さん» コメントありがとうございます。コメントとても嬉しいです！この作品は既にある程度の結末を決めておりますので、最後までお付き合い頂けたら幸いです (2022年2月5日 22時) (レス) id: a79433805b (このIDを非表示/違反報告)
炉愛(プロフ) - とても好きです…。好きです。応援してます。更新頑張ってください(*´`)！！ (2022年2月5日 22時) (レス) @page2 id: 221ecac122 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぃぷ | 作成日時：2021年7月4日 16時
