花嫁は愛を確かめる【我妻善逸】 ページ16
「覚悟してよ、これから嫌という程愛してあげるから。」
私を見つめ微笑む彼は、蕩けるような顔でこちらを見つめて。
「A、おはよう！」
目覚めた途端、視界いっぱいに広がる黄色。
たんぽぽが咲いたかのように見えた私は、つい手を伸ばしてしまった。
「おはよう、善逸。たんぽぽみたいで、綺麗だね。」
ハッと気付いたが、時既に遅し。
嬉しそうに笑う彼に、頭を悩ませた。
「嬉しいなぁ！！この世で何より可愛くて綺麗なAに、褒められるなんて！」
「うん、そうだね。そうだね。」
「俺の金髪も好きになれそうだよ！ありがとう、A。」
「うん、って、口付けしないで！」
「え？俺言ったじゃん！これから嫌という程愛してあげるから、覚悟してよねって！！」
忘れたの！！！？と、大泣きする彼にその宣言されたのは、事実である。
それは、1週間前。
「素敵だなぁ。」
死にかけるくらいキツかった任務帰り。
たまたま神社に通りかかったのだが、そこで結婚式が行われていた。
白無垢の花嫁は、幸せそうに新郎と微笑み合う。
そんな光景が、美しく清らかで、羨ましかった。
「いいなぁ…。」
「じゃあ、俺の所に嫁ぎに来なよ。」
後ろから抱き締められ、耳元で呟かれる。
甘い囁きに、一瞬だがクラっとしてしまう。
「善逸！」
「Aの白無垢姿、見たいなぁ。綺麗過ぎて、倒れないかだけが心配だけど。」
ずっと抱き締め、話し終わったらすかさず口付けをしてくる善逸。
流石に恥ずかしくて、善逸の胸板を叩いたが効いていなようだ。
むしろ、それが彼に火をつけるような行為であった。
「ん、可愛い。」
今度は、私を正面から抱き締め顎を上を向かせた。
もう一度口付けをすると、彼は満足していないらしく、更に求めてくる。
「善逸っ…もう！恥ずかしいでしょ！」
「え！？今いい雰囲気だったよね！？叩く！！？そんなに嫌！！？」
「だ、だって、まだ死ぬ程愛されてないもん！そんなに沢山口付けしないで！」
私の一言を聞いた善逸は、ニヤッと笑い私の耳元に口を近付け囁く。
「俺が、Aの事を一生死ぬ程愛するよ。だから、安心して俺と愛し合おうよ。」
ということがあったのだ。
ここまでくると、こちらの身は本当に持たないから、やめてほしいくらいだ。
「愛してるよ、この世の誰よりも。だから、結婚しよ？」
「しないから！」
今は、まだ、
ごめんね。もう少し、貴方の愛を確かめたいの。
☆おはぎの代償【不死川実弥】→←☆響き渡る問いは何処へ【獪岳】
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青魔導師(スマホ) - 最&高だった。それで、前に調べ物してる時に知ったんだけど、母乳や◯液って血から作られるらしい。という事はつまり……しばらくは困らないね? (2019年12月17日 0時) (
レス) id: ac185f7a00 (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - またリクエストいいですか？夢主柱で夢主は煉獄と協力して伊黒実弥にドッキリをする。煉獄が血鬼術で耳が遠くなったと伊黒実弥に話す。伊黒実弥信じて他の柱達に煉獄が血鬼術にかかった事を話してしまう。お願いします。 (2019年12月16日 10時) (レス) id: 87339a530e (このIDを非表示/違反報告)
らむん(プロフ) - 美桜さん» いえ！こちらこそ、ありがとうございました！ (2019年12月16日 4時) (レス) id: ff4d4c9823 (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - らむんさん» ありがとうございます。煉獄の話良かったです。 (2019年12月14日 10時) (レス) id: 87339a530e (このIDを非表示/違反報告)
らむん(プロフ) - プッツンさせたいなぁ…とか、色々考えているので楽しみにしててくださいね！！ (2019年10月21日 8時) (レス) id: ff4d4c9823 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らむん | 作成日時：2019年8月1日 2時
