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何はともあれジョングクさんとも無事話すことが出来た。
私はドヨンがいたからどうにか空気に慣れたけど、ジョングクさんにとって私はまだ��事務所の知らない人��止まりだ。いや、他のメンバーがコミュニケーションお化けなだけかもしれないけど。
時間をかけてでも、良い関係を築いていきたい。
｢あ、Aちゃんだ、おかえり｣
｢………どうも、では｣
｢ちょ、ちょっと待ってよ酷いじゃん！｣
気を整えたジンさんが、いつの間にか近くまで来ていた。
さっきの会話でこちとら気まずいと言うのに、飄々とした顔で汗を拭いているものだから、さらに居づらくなって外に出ようとした。
でも私の手首はジンさんに掴まれて、おまけに酷いだなんて言われてしまう。
｢さっきの答え、まだ聞いてないけど｣
｢いや、答えも何もないです！｣
｢おぉヒョン？いつの間にそんな仲良くなったんですか！｣
こんな対応ではいけないと思ってはいても、予想以上の圧に気圧されてしまう。
見当違いなことを言うホソクさんには目もくれず、ジンさんは勢いのまま｢じゃあこの人の名前は？｣とジョングクさんを指さした。
素直に答えるとこの人は？あいつは？と次々にメンバーの名前を呼ばせられる。
｢あそこでアイスみたいに溶けて寝てるのは？｣
｢ユンギさん｣
｢じゃあ俺は！？｣
｢ジンさん｣
｢ねぇ約束したじゃん！｣
｢してないですが！？｣
なんだなんだと集まってきたジミンさんとナムジュンさんも、オチのない話に呆れたように帰っていく。ついでにジョングクさんも連れて行かれた。
唯一残ってくれたホソクさんは、ジンさんだけじゃなく私にまで冷たい目を向けている。
何巻き込んでくれているんだ。初対面だぞ。
というかそこまで呼び方にこだわることもないだろ。初対面だぞ。
この絶妙な空気を作り上げた張本人は、指を差すために手放した私の腕をぐぬぬ…と唸りながら見つめている。前世犬だよね…？
｢こらお前ら、Aさんは忙しいんだから｣
私は咄嗟に言葉も出ず、見かねた先輩がジンさんを制してくれた。
それに甘えてそのまま、前職になってしまった事務室へと向かった。
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名無し(プロフ) - アイアイさん» 嬉しいコメントありがとうございます！がんばります…！ (9月11日 10時) (
レス) id: 6f5415b4b3 (このIDを非表示/違反報告)
アイアイ(プロフ) - 2人のやりとり好きです❤️否定も肯定も出来ない関係がリアルですね！更新これからも楽しみにしてます！ (9月4日 19時) (レス) @page30 id: ef22ae402e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し | 作成日時：2022年10月4日 19時
