小バエって飛んでる時うるさい ページ36
「え、えと…」
新八が戸惑いながらも言葉を続けようとしたが、俺はそれを遮った。
「…んで、本題から話が逸れまくってんだけど!!」
「すみませんすみません…えと…僕達大好きなAさんに、なにかプレゼントをしたいと思っていて…マフラーを渡そうと思ったんですけど」
「それじゃあ普通すぎてつまらないし、僕達がAさんが大好きだって言うことが伝わらないので…」
「だったら僕達が今まで撮り集めたAさんのブロマイドと一緒に渡せばいいんじゃないかって話になったんです!」
「ほーん。んで、なんで俺達にあんなバカが仕掛けるような事したんだ?」
「僕達…その、シャイなので、直接渡しに行くのも、万事屋さんのポストに入れるのもできないので…だったらついでに何時も周りにいる余計な小バエのような奴らをギャフンと言わせるのと、僕達がAさんが大好きという事を伝えようと…言う話になりまして」
「お前らが俺らの事を『小バエのような奴ら』と言った事今は一旦聞かなかったことにしよう。お前らの思考回路が理解できん」
「そうですね」
腕を組み、不服そうにしている俺に新八が真顔で同意する。
「さっさと話をまとめるヨロシ」
「は、はい!女王様!」
神楽が女王様だと言いはったためか、二人はやけに神楽に従順である。
「と、とにかく、僕らはAさんへの愛を伝えるのと、ついでにAさんの周りにくっ付いている小バエの様な貴方々三人をギャフンと言わせてやろうという…」
背の低い兄が興奮気味に話をまとめる。
「お前らにとっちゃやっぱ俺達はコバエなんだな!コノヤロー!!」
「「はい……っていえ!そんな事は!」」
先刻、俺に殴られた事が兄弟揃ってトラウマになっているらしいく、二人は素直に返事をした後、これでもかという程の冷汗を流しながら俺に向かって叫ぶ。
だが背の高い弟は俯いて喋り出した。
「でも、僕達のその作戦は失敗のようなので……依頼内容を変えさせて頂けないでしょうか」
「…例えば…?」
新八が聞く。
「Aさんに…直接僕ら兄弟の想いを伝える…のをお手伝いして頂けないでしょうか」
上目遣いを使っていいのは可愛い子だけ→←団子は美味いpart2
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藍泉(アイセン) - この作品面白いっス!!続き楽しみっス!頑張って下さい! (2018年7月17日 16時) (レス) id: 5e162a8645 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ - 更新頑張ってください! (2018年5月5日 21時) (レス) id: c6018d0b79 (このIDを非表示/違反報告)
殻蛇 - KAGUYAさん» 長らく更新しておらず、すみません…更新再開しましたのでまたよろしくお願いします!今の話が終わりましたら鬼兵隊との絡みも作ってみたいと思います! (2018年4月3日 11時) (レス) id: 443f099b22 (このIDを非表示/違反報告)
KAGUYA - 続編おめでとうございます!!この小説大好きです!!再新楽しみに待ってます!!!鬼兵隊や神威君との絡みも見たいです!!! (2018年3月23日 18時) (レス) id: dab75e8136 (このIDを非表示/違反報告)
殻蛇 - 美空さん» はい、陸奥カッコイイです! (2018年2月3日 16時) (レス) id: 443f099b22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:殻蛇 | 作成日時:2017年12月6日 23時