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マヨラーは酒も飲む ページ12

「局長さん、いきますよ。せーの!」


局長さんの足を力一杯引っ張る。


壁にめり込んでしまった、というか突き抜けて今局長さんの頭は外に出ているのだがこれがどうも抜けない。


お妙さんは人を壁から抜けなくする特殊能力でも持っているのだろうか。


「ゴラァァァア!」


「痛い!痛いよ、お嬢ちゃん!!あ!あぁあああ!!」


「お!あとちょっとぉおおお!」


もう一度力一杯引っ張る。


「トシィイイイ助けてェエエ!!」


「トシ…?って副長さん?」


ガラガラガラガラ!


私が力を抜いた瞬間に局長さんが壁を壊しながら抜けた。


あまりの痛さに気絶…とまではいかなかったようだが、ソファに倒れ込みピクピクしている。



「なんで力いれてないのに局長さん壁から抜けたんだ?」


と疑問に思うと大きく穴の開いた壁の向こうから見たことのある顔がこちらを覗き込む。


「お前は……確か越島?だったか。何してんだよこんなとこで」


「あ、副長さん……」


大きく穴の開いた壁の向こうから見えた人は真選組副長、土方十四郎だった。


外から局長さんを押し出したらしい。


「ちょっと待ってろ」


と言うと副長さんは走り出し、店の入口から入ってきた。


「ったく、近藤さんそろそろ帰んぞ」


局長さんを見るなり、そう言った。


「……ト、トシィ…」


局長さんは苦しそうに呻くとまたパタッと力尽きてしまった。


「局長さん大丈夫ですか?おーい、おーい」


今度こそ気絶してしまったらしい局長さんを揺さぶるがやはり反応なし。


気絶しちゃったか…


「…悪ぃな、越島。連れて帰るからよ。…いくら出せばいい」


と言ってごそごそと副長さんは自分の財布をあさりだす。


「あぁっと…「あら、真選組の副長さん?」


いくらだったか伝票を見ようとした瞬間、今まで傍にいなかったはずのお妙さんがすぐ隣にいた。


「あぁ、近藤さんを迎えに来ただけだ」


「まあ、そう言わずに、少し飲んでいらっしゃったら?」


と言うとサッとお酒を注ぐ。


「いや、だか…!?…ゲッホゲッホ」


無理やり飲ませたァァア!


「どうですか?少し飲んできません?」


「………少しだけな」


「いや、オイィイイ!!」

甘党とマヨラー→←マルナゲドン現る


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  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
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ラッキーアイテム

マヨどん

ラッキーカラー

あずきいろ


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藍泉(アイセン) - この作品面白いっス!!続き楽しみっス!頑張って下さい! (2018年7月17日 16時) (レス) id: 5e162a8645 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ - 更新頑張ってください! (2018年5月5日 21時) (レス) id: c6018d0b79 (このIDを非表示/違反報告)
殻蛇 - KAGUYAさん» 長らく更新しておらず、すみません…更新再開しましたのでまたよろしくお願いします!今の話が終わりましたら鬼兵隊との絡みも作ってみたいと思います! (2018年4月3日 11時) (レス) id: 443f099b22 (このIDを非表示/違反報告)
KAGUYA - 続編おめでとうございます!!この小説大好きです!!再新楽しみに待ってます!!!鬼兵隊や神威君との絡みも見たいです!!! (2018年3月23日 18時) (レス) id: dab75e8136 (このIDを非表示/違反報告)
殻蛇 - 美空さん» はい、陸奥カッコイイです! (2018年2月3日 16時) (レス) id: 443f099b22 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:殻蛇 | 作成日時:2017年12月6日 23時

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