お決まりのパターン ページ4
Aがフレッドに愛を叫び、フレッドはそれを無視する。
それが彼ら2人のお決まりのパターンであった。
周囲の人間はそれを見慣れているし
あぁ、またか、フレッドも災難だな、と思う程度で誰も助けはしなかった
「なぁジョージ...俺、そろそろストレスでハゲるかもしれない」
「あぁ任せろ。抜けた毛は全部フィルチに植えといてやる」
ジョージは片割れのげっそりとした顔を見ながら、
笑っているのがバレないように口元に手を当ててそう言った
バレてんだよ、というようにフレッドは肘でジョージの脇腹をつつく
「うっっわ」
悪かったって、と笑いながらフレッドをなだめたとき
フレッドはとある一点を見つめて低い声を出した
視界に入ったのでさえ嫌なのか、目を細めて口の端が引き攣っている
ジョージはフレッドの目線の先に視線をやると
そこには
「あ、Aじゃん」
A・ノッテボーム、フレッドにお熱なスリザリンの変わり者がいた
ジョージが名前を出したので、フレッドは慌てて
おい馬鹿アイツは地獄耳なんだよ名前呼ぶな！と
ジョージの口を片手で鷲掴んで抑える
いやいてぇよ、とジョージは目でフレッドに離せと訴えたが、あまりにも片割れが悲痛な目で見てくるので、
流石に可哀想かと思いそのまま鷲掴んだ状態にさせた
ジョージは目だけでAの姿を追う
彼女はいつも1人だった
スリザリンでは珍しく友好的で純血主義者でもない
偉そうな態度も取らない為、他の寮からの評判は良かった
しかしあまりにもコミュニケーションの取り方が独特な為、いつも共にいる固定の友人、といったような存在はいなかった
彼女自身、暇があれば読書をしていたり、勉強していたり____
そもそも彼女は歩くのがとてつもなく速いので、周りが話しかける隙もないのである
このような異質な存在から分かるように、彼女はスリザリン寮生から邪険に扱われていた
彼女が目の前を通れば嫌そうな顔をして、
変わり者が移る！と言うのがお決まりであった
その為、彼女にスリザリンの友人は1人もいない
今も彼女は早足でつかつかと次の授業の教室へと向かっている
せっかちなのか_____何かを探しているのか、彼女は真っ直ぐ前だけを見て歩いている
_______黙ってれば、綺麗な奴なのにな
ジョージはふとそう思った
同じ人間かと思う程の真っ白な肌に、アメシストのような綺麗な瞳、髪はボサボサだが美しい黒色をしている
つくづく性格で損してるな、とフレッドに抑えられた口から溜息が漏れた
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ちとせ(プロフ) - ちぢぶさん» レスにレス失礼します、ええー！ええー！すごくすごくすごく嬉しいです（ ; ; ）続編もとっても楽しみです☺︎ (2023年3月5日 11時) (
レス) @page50 id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
ちぢぶ(プロフ) - ちとせさん» わ〜！ありがとうございます〜！！是非これからも3人の物語を見守っててくださいませ...！私もちとせさんの作品を愛読させて頂いてます...！！大好きです...ﾍﾍ...^^*こちらこそ応援してます！更新頑張ります！ (2023年3月5日 9時) (レス) id: a1d11d1f69 (このIDを非表示/違反報告)
ちとせ(プロフ) - コメント失礼します☺︎女の子とフレッドくんはもちろん、ジョージくんも可愛くてかっこよくて素敵です、みんな幸せになって〜〜の気持ちで読んでます（ ; ; ）これからも応援してます、すきです♡♡ (2023年3月4日 21時) (レス) @page48 id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
ちぢぶ(プロフ) - rapierさん» わー！ありがとうございます...！嬉しいです...更新頑張ります！ (2023年2月25日 20時) (レス) id: a1d11d1f69 (このIDを非表示/違反報告)
rapier(プロフ) - めっちゃくちゃ好きです!応援してます‼︎ (2023年2月25日 19時) (レス) @page7 id: bda167fb53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぢぶ | 作成日時：2023年2月18日 0時
