綺麗なあの子 ページ27
ジョージは勘づいていた。
フレッドが今1人の謎の美少女に脳の前頭葉を支配されてると。
数日前、ジョージがちょっと遅れてフレッドに追いついた時、
フレッドが誰かとぶつかり、フレッドの左脇からフードを深く被った生徒が1人、走って行ったのを見た。
顔が見えなかったので、女子か男子かも分からなかった。
ただ一つ分かったのは、その生徒が"緑色"のロープを着ていたということ。つまり、スリザリンの生徒だってことだ。
スリザリンの生徒にぶつかられて、しかも謝られてないように見える。きっとフレッドは怒り心頭だろうな...と思い、
さっと前に回り込んでフレッドの顔を覗き込んだ
しかしそこにいたのは
今しがた"心を奪われてしまった"であろう少年の姿だった。
顔を真っ赤にはしていないものの、その日光に弱い白い肌には
ほんのりとピンク色がさしていた。
自分と同じ大きな瞳は、更に大きく見開かれ、少し潤んでいた。
「......フレッド？」
「_______っあ、あぁ、ごめん、何？」
あっけにとられていたらしいフレッドは、ジョージの声に少し遅れて反応した。
フレッドのその反応に面白くなったジョージは、
今さっき何が起きたのか聞いてみた。
「何があったんだ？フレッド」
「ジョージ.......いや、今_______
ものすごく綺麗な子とぶつかったんだ........」
大方ジョージの予想は的中していた。
もうすぐ13歳になる年頃の男の子だ。
綺麗な女の子にはめっぽう弱い。
男なんて、女の子にちょっとでも微笑みかけられたり、
ちょっとでも触れ合えたらなんかしたら、すぐ鼻の下を伸ばすんだから。
_____まぁ、自分も人のこと言えないけど。
「ブルー_____いやグレー？______それともパープル____？
綺麗な目をした子だったんだよ、片目しか見えなかったけど。
鼻筋は綺麗に整ってたし......口も顎も小さかった。
フードを被ってたから髪の色が分からなかったなぁ.....
髪の色が分かれば、誰かも少しは検討がつくんだけど.....」
フレッドは聞いてもいないのにべらべらと喋り出した。
同学年にあんな綺麗な子いたかな？もしかして新入生かな？と1人でぶつぶつ喋っている。
でも背は女の子にしては割と高めだったな、とも言っていた。
「背が高めだったんなら、男かもしれないぜ？
声聞いたのか？」
「うわ......聞いてない...」
フレッドは恋の予感を感じていたが、
その言葉を聞いて少し残念そうにした。
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ちとせ(プロフ) - ちぢぶさん» レスにレス失礼します、ええー！ええー！すごくすごくすごく嬉しいです（ ; ; ）続編もとっても楽しみです☺︎ (2023年3月5日 11時) (
レス) @page50 id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
ちぢぶ(プロフ) - ちとせさん» わ〜！ありがとうございます〜！！是非これからも3人の物語を見守っててくださいませ...！私もちとせさんの作品を愛読させて頂いてます...！！大好きです...ﾍﾍ...^^*こちらこそ応援してます！更新頑張ります！ (2023年3月5日 9時) (レス) id: a1d11d1f69 (このIDを非表示/違反報告)
ちとせ(プロフ) - コメント失礼します☺︎女の子とフレッドくんはもちろん、ジョージくんも可愛くてかっこよくて素敵です、みんな幸せになって〜〜の気持ちで読んでます（ ; ; ）これからも応援してます、すきです♡♡ (2023年3月4日 21時) (レス) @page48 id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
ちぢぶ(プロフ) - rapierさん» わー！ありがとうございます...！嬉しいです...更新頑張ります！ (2023年2月25日 20時) (レス) id: a1d11d1f69 (このIDを非表示/違反報告)
rapier(プロフ) - めっちゃくちゃ好きです!応援してます‼︎ (2023年2月25日 19時) (レス) @page7 id: bda167fb53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぢぶ | 作成日時：2023年2月18日 0時
