顔が見れない ページ21
フレッドは違和感を感じていた。
「フレッド〜！！休暇中にまたかっこよくなったんじゃない？いいえ、きっとそうだわ！私の心がそう叫んでいるもの！」
「あら、そんなに離れないで...？寂しいじゃない！
でもしょうがないわ、だってあなたって照れ屋さんなんだもの。
いいわ、私、あなたの心の準備が完了するまでいつまでも待ってあげる！」
「フレッド、休暇中に新しくラブソングを書いてたんだけど...
どれから聞きたい？私のおすすめは上から41個目のこれ！」
「いや、何が違和感なんだ？」
ジョージは、こんなにも片割れの事が理解できない日は無かった、と言うように片眉を上げて顔を顰めた。
フレッドが言うには、何かおかしいらしい。
毎日のように愛を捧げられていた本人だからなのか、
その小さな違和感を感じ取ったようで、気味悪がっていた。
何か企んでいるんじゃ無いか、と。
そんなことを言われてもジョージは、
どう思い返しても前と同じようにしか感じなかった。
強いて言うなら、眼鏡のレンズが前よりも汚くなっていたくらい。
「うーん......なんか、違うんだよなぁ...？」
「前の方が良かった？」
「いや、前も今もどっちも無理」
「なんなんだよ」
どうやらフレッドにしか分からないその違和感の正体は、
当の本人にもうまく解明できていないようで、
うんうん唸っていた。
________そんなに悩んじゃうくらい、本当はアイツの事好きなんじゃないか
ジョージは思わず言いそうになって、慌てて口を抑えた。
フレッドは単純にこの違和感が気持ち悪いらしくて悩んでいるっぽかったので、口を挟むのはやめた。
でも嫌いだ嫌いだと言っていた相手についてうんうん悩む様子が面白くて、ジョージはフレッドを小突いて聞いてみた。
「なぁフレッド、何がそんなに違和感なんだ？どこを見て？どこを聞いて？」
「んー........なんかぁ......目が、合ってない？感じ......？」
「え、お前今までちゃんと目合わせてたのかよ」
意外な発言にジョージは信じられないという声をあげる。
フレッドは「違う！いやでも合うんだよ。あっちがこれでよかってくらい見てくるからさぁ！」と声を荒げた。
どうやらフレッドによると、確かに視線は感じるし、Aの目に自分は写っているんだろうが、前ほど熱い視線は感じないらしい。
いや、やっぱお前もめっちゃAのこと見てるじゃん、とは言えなかった。
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ちとせ(プロフ) - ちぢぶさん» レスにレス失礼します、ええー！ええー！すごくすごくすごく嬉しいです（ ; ; ）続編もとっても楽しみです☺︎ (2023年3月5日 11時) (
レス) @page50 id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
ちぢぶ(プロフ) - ちとせさん» わ〜！ありがとうございます〜！！是非これからも3人の物語を見守っててくださいませ...！私もちとせさんの作品を愛読させて頂いてます...！！大好きです...ﾍﾍ...^^*こちらこそ応援してます！更新頑張ります！ (2023年3月5日 9時) (レス) id: a1d11d1f69 (このIDを非表示/違反報告)
ちとせ(プロフ) - コメント失礼します☺︎女の子とフレッドくんはもちろん、ジョージくんも可愛くてかっこよくて素敵です、みんな幸せになって〜〜の気持ちで読んでます（ ; ; ）これからも応援してます、すきです♡♡ (2023年3月4日 21時) (レス) @page48 id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
ちぢぶ(プロフ) - rapierさん» わー！ありがとうございます...！嬉しいです...更新頑張ります！ (2023年2月25日 20時) (レス) id: a1d11d1f69 (このIDを非表示/違反報告)
rapier(プロフ) - めっちゃくちゃ好きです!応援してます‼︎ (2023年2月25日 19時) (レス) @page7 id: bda167fb53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぢぶ | 作成日時：2023年2月18日 0時
