優等生のくせに ページ16
フレッドとジョージは思わず隠れる。
特に隠れなきゃいけない理由があったわけではないが、なんとなくそうした。そっと2人がなんの話をしているのか、聞き耳を立てる。
「........だわ。........は.......なの、私も........」
「あっはは！そりゃあ.................で......だろ？」
「ふふっ、..........のね、あなた...........よ！」
気づかれないように遠くにいるので何を話しているのかよく聞き取れない。ふとジョージは隣のフレッドを見ると、
あまりに恐ろしい顔をして睨みつけているのでびっくりした。
それはいったいどちらへの感情の顔なんだ...？と思ったが、
ここで聞くよりフレッドが我慢ならなくなって動いてしまうのを待ってる方が面白いと判断し、腹からふつふつと込み上げるワクワクをフレッドに悟られないように抑え込んで、隣でリーとAを見ていた。
ふと目線を2人に戻したその時、
リーの手がAの頭に触れた。
おっ...！？ジョージは歓喜した。これはフレッドが考え無しに飛び出して行って自身の行動に本人が理解できないままあたふたしてまたAに変な勘違いをさせて真っ赤になるオチだ...！と思ったからだ。
"爆笑！フレッドのあられもない姿！"ランキングが更新される...！とジョージは心を弾ませて片割れが飛び出していくのを待った。
しかしどうだろう、一向に隣の相棒は動かない。
何してんだよ！と言いたくなる気持ちを抑えて、でも勢いよくフレッドを見た。
フレッドは顔を歪ませてまさにドン引きという表情をしていた。
あ、そうだった...コイツAのこと嫌いなんだった...
ジョージは落胆した。初歩的なことを見逃していたのだ。
図書館での出来事が勝手にジョージの脳を改竄していたのだ。
フレッドがAを好きなはずないとわかっていたのに、
あの出来事があまりにも強烈で忘れてしまっていたのだ。
「あ、フレッド、ジョージ.........そんなとこで何してんだ？」
「まぁ！見てたの？やだフレッドったら...
相変わらず照れ屋さんなんだから！もっと近くへいらっしゃいな」
結局リーに見つかり、イタズラを不意打ちで仕掛けるという計画は台無しになった。しかもAもいる。フレッドにとってこれは、最悪とも言える状況だった。
「うるっっっせーー！！！！！！！！俺はオープンボーイだー！！！！！！！！(？)」
シャイの反対を言いたかったのか、謎の造語を叫び、フレッドは何かを投げた。
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ちとせ(プロフ) - ちぢぶさん» レスにレス失礼します、ええー！ええー！すごくすごくすごく嬉しいです（ ; ; ）続編もとっても楽しみです☺︎ (2023年3月5日 11時) (
レス) @page50 id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
ちぢぶ(プロフ) - ちとせさん» わ〜！ありがとうございます〜！！是非これからも3人の物語を見守っててくださいませ...！私もちとせさんの作品を愛読させて頂いてます...！！大好きです...ﾍﾍ...^^*こちらこそ応援してます！更新頑張ります！ (2023年3月5日 9時) (レス) id: a1d11d1f69 (このIDを非表示/違反報告)
ちとせ(プロフ) - コメント失礼します☺︎女の子とフレッドくんはもちろん、ジョージくんも可愛くてかっこよくて素敵です、みんな幸せになって〜〜の気持ちで読んでます（ ; ; ）これからも応援してます、すきです♡♡ (2023年3月4日 21時) (レス) @page48 id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
ちぢぶ(プロフ) - rapierさん» わー！ありがとうございます...！嬉しいです...更新頑張ります！ (2023年2月25日 20時) (レス) id: a1d11d1f69 (このIDを非表示/違反報告)
rapier(プロフ) - めっちゃくちゃ好きです!応援してます‼︎ (2023年2月25日 19時) (レス) @page7 id: bda167fb53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぢぶ | 作成日時：2023年2月18日 0時
