先輩後輩 ページ9
大「…。」
?「ん?どうしたん、しげ、眉間にしわ寄せて。
なんかあったんか?珍しいやん。」
大「んえ?あぁ、ちょっと考え事。
俺やって考え事くらいするわ、淳太。」
淳「そうか?」
今、お昼中。
目の前におるんは中間淳太ってやつ。
大学時代の先輩。
かの有名な、中間財閥の御曹司でもある。
この地域の会社の多くは中間財閥の所有と言う、
ある意味すごいとこの坊ちゃん。
今は所有の一部が淳太に渡って、
社長として経営に携わってるんやて。
あ、俺が勤めてる『おひさま不動産』もその一つ。
今回、少し時間が取れたからと、俺を連れ出したんや。
せっかくの淳太との昼飯やし、考えごとは後でにしよ。
朝のことがな?ちょっと気になっただけやから。
あ、あとな淳太な…。
淳「あ、今夜照史の店、
開店前のお祝いパーティーするんやて。」
大「えぇぇええぇぇぇぇ!?
俺、聞いてへんで?」
淳「しげ、呼ばれてへんの?」
大「おん…。なんでや……。」(泣)
照史…俺のこと嫌いなん?
あ…、淳太と照史は幼馴染なんやて。
はいはい、偶然って続きますな。
淳「あ、くぅちゃんに影響が及ぶから?」(笑)
大「くぅ、俺のこと好きやしっ!」
くぅって、照史の子ども。
クミって言うんやで?
くぅは俺と照史にいたずらするの好きなんよ。
そんなくぅと俺を引き離そうとするなんて…。
許せんっ!!!
大「淳太っ!!」
淳「ん?なんか嫌な予感…。」
俺のいたずら精神が燃えてきた…。
淳「どんな精神燃やしてんねん…。」
34人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ