朝陽が照らす輝き【赤】 (ページ29)

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昨夜ぶりページ29

？「しげ、
恋するん初めてなん？」

大「神ちゃん！！どうして…。」

智「へへ。

俺、掛け持ちでバイトしてんねんけど、
一つがここなんよ。

しげは別の人たちと話してたから、
わからんかったやろうけど、
淳太くんはここの常連さんで仲良くしとる。」

大「へ～。」

俺たちに料理を運んできたのは、
昨日照史のお店の開店前夜祭で会った、神山智洋。

神ちゃんって呼んどる。

確か、
ファション関係の専門学校通っとるんやなかったかな？

あ、苗字でわかったやろうけど、神ちゃんは
シェアハウスしとる神山トモコさんのお孫さんなんやで！

時間の空きを見つけては、
トモコさんのシェアハウスのお手伝いしとるらしい。

まぁ、根っからのおばあちゃん子ってことやな。

智「で？しげ、恋しとるんやって？

どんな子？」

淳「笑顔が素敵な子。俺の店のバイトの子やで？

しげ、初恋やねん。」

智「え、ほんま？」

大「バ、バカにしたやろ…。」

うぅ…。そんなに目を丸くせんでも、神ちゃん…。

誰にだって、初めてはあるやん。

俺の初めては遅いかもしれんけど…。