箱推しなので箱ごと守ろうと思う 参【鬼滅の刃】

佰弐拾漆 ページ27

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この足音は……小芭内かな？






『(…………あ、当たりだ)』



ほくほくと頬を染める小芭内が縁側に立っていた。その髪は濡れている。風呂上がりかな。可愛い。



小「おいそこの双子。風呂が昨日と同じ状態だったぞ。今週はお前らが風呂掃除と買い出しの当番だと何度言えばわかるんだ、



………姉様。いつの間に帰っていたのか」

『あぁ、つい先程ね』

小「…帰ったんなら一言くらいくれてもいいだろう」

『おや、それはすまなかった』


小「……まぁいい。久しぶりに稽古をつけてくれないか」



おっ！稽古！めちゃくちゃ久しぶりなのでは！？何ヶ月ぶり！？



『勿論、かまわないよ、何時から始めようか』


小「姉様は任務から帰ったばかりだろう。一休みしてからにしよう」


『私なら休まなくても平気だが…』



ていうかここ数日全く寝てない気がする。平気だけど。


えっほんとに平気？大丈夫？身体。急に倒れるとか嫌よ？



最近、何かと予定が立て込んでたもんなー…一日の密度が濃いんだよな。原作が近づいてきたからかなぁ。




小「……昼飯は食ったか」


『…そういえば、朝から何も食べていないね』


小「……やはり今日の稽古は止めにしよう。姉様は自分の身体に無頓着が過ぎる。今すぐ腹に何か入れてから寝、」




＿＿カァァァァァァ！！！！




『…おやおや？』


烏「A様！オ館様ガオ呼ビデアル！直チニ参上シナサイ！」


『ならば予備の隊服を用意しないといけないな』


烏「鬼狩リノ任務デハアリマセン！！急ギナサイ！！」


小「………………」




…じゃあ着流しのままでいっか。お面だけつけて行こ。



『そうか。

すまないね、小芭内、稽古はまた今度のようだ』


小「……わかった。帰ったらすぐ休養を摂るんだぞ。




時透双子。風呂掃除は今回は俺がしておいてやった。次からは忘れるな」


無「…ん〜わかった。どうせ忘れるけど…」

有「無一郎が忘れるなら俺も忘れる」


小「っお前ら……あまり図に乗るなよ…」


『…小芭内は優しいね』


小「…………姉様は黙っててくれ」


『ふふっ。



あぁそうだ、誰か、暇がある時にこの隊服と組紐を干しておいてくれないかい？』


無「僕、しとくよ」

有「じゃあ俺も」


小「……俺の言うことは聞かないくせに姉様の言うことは聞くんだな」


『ふふふ、ありがとうね、じゃあ行ってくるよ』




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