箱推しなので箱ごと守ろうと思う 参【鬼滅の刃】

佰弐拾参 ページ23

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鋼「ほう、それで、お前の日輪刀を精査してほしいと？」


鉄「(鋼鐵塚さんが人の話を聞いている……やはりAさんが相手だと人間力が上がるな…)」


『お願いできますか？大切な刀を駄目にするわけにはいかないんです』


鋼「もちろんだ。断る理由がない。Aの頼みならば尚更だ」


『ありがとうございます。お時間は如何程かかりますか？』

鋼「そうだな…二時間もかからんだろうな。ついでに刃を研いでやる」


『研磨まで、いいんですか？』


鋼「あぁ」


『ありがとうございます。代金はきちんと払わせていただきますね』


鋼「………………あぁ」


鉄「…………………」







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……ということで、少々時間が出来ましたねぇ。


蛍さんの言い方からすると、一時間ちょいってとこかな、何しようかな。




あ！白い彼岸花の球根でも買うか！


確か北の方に町があったはず。花屋があるかは知らんが。




『鉄穴森さん、少しの間席を外します』


鉄「はい、わかりました」







＿＿＿＿＿








鉄「…本当に少しの間でしたね」


『ふふ、走るのは得意なので』





着流し姿で猛ダッシュ致しました。


記憶通り北にあった町にて、運良く彼岸花の球根を買えました。


店主は「多分白だと思うけど、赤だったらゴメンね。でも多分白」って言ってた。だからこれは多分白。





鉄「すごい量ですけど、何を買ったんでしょうか」


『球根ですよ』


鉄「家庭菜園でも始めるおつもりで？」


『まぁ、そんなところですかね』




そんな他愛のない会話を暫くした後、鉄穴森さんも忙しいようで客間から出ていった。




一人になっちゃったな……蛍さんが鍛部屋に入ってそんなに時間も経ってないし……暇やな……



あ、昨日寝れなかったし軽く睡眠でも取っちゃおうかな。まぁ別に睡眠は取らなくても平気なんだけどね。傷の治りが遅くなるくらいしか影響ないし。

ていうかそもそも怪我しないんだな。チートだからな。






『…ふぃ〜………』





流石に寝転べないので座って寝る。

転生してから座りながら寝れるようになったんだよ(ドヤ顔)。






正座したまますっと瞼を下ろす。






『……………z』







『…………………zz』







＿＿トントン




襖が音を立てた。





『……ん？どうぞ』





て「A、覚えてる？ワシワシ。鉄地河原てっちん」



『…………Oh』





久しぶりのてっちん様。



嫌な予感。






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