箱推しなので箱ごと守ろうと思う 弐【鬼滅の刃】

玖拾参 ページ43

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『(タイミングの悪さよ…………)』




うわーん仲直り出来たのか出来てないのか微妙なとこで屋敷飛び出ちゃったよ〜！！




あの三人、喧嘩してないかな…私が何も考えず添い寝したせいで…でも小芭内、怒ってないって言ってたな…じゃあ大丈夫かな…


同居人が不仲とか嫌だからな……！！






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『(お面、うるさいな……)』




狐面に雨が激しく当たってけたたましい音を立てております。



豪雨です。マジ豪雨。さっきまではもうちょい弱かったのに。



もーうなんで最近こんなに雨多いの！？梅雨なの！？おかげで昼間から鬼が出まくってしょうがないんだが！？




稽古だって最近全く出来てないし…一ヶ月以上はしてないな…




烏「遅イ！急ギナサイ！今回ハ応援要請デアル！！今モ隊士達ガ戦ッテイマス！急ギナサイ！！」


『わかっているよ！！』





てか今回は、じゃなくて今回も、じゃん！応援要請も多すぎじゃん！前回もそうだったじゃん！自分たちでどうにかしてくれよ！！







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呼ばれた町に着いたら直ぐに交戦してる二人と一体を見つけたので即斬った。ちょろかった。




『…勘弁してくれ。私も暇じゃないんだ。




はぁ……まぁ、君達が無事で何よりだよ』


「「あっ、ありがとうございました…！！」」





泥だらけになりながら土下座する隊士二人。



やめて……なんか悪いことしてる気分になる……




顔を上げた二人の額に付いた泥を手ぬぐい(びしょびしょ)で拭いてあげた。



手ぬぐいがびしょ濡れなのは仕方ない。だって雨だもん。






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『ん〜、遠くまで来たのに一瞬で終わってしまったね』


烏「コノ辺リノ鬼ノ目撃情報、一応アリマスガ、聞キマスカ？」


『ちょっと待ってそれ聞いた時点で私行かないといけないやつだよねぇねぇ烏くんあっちょっとわろてるやん確信犯だね烏くん』




"折角だし、美味しい甘味処でも探そうか"の枕詞のつもりで言っただけなのに！！！！




HAHAHA！LET'S 連勤！！！HAHAHA！！！


おにぎりおにぎり！！！HAHAHAHA！！！！







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『…ほんとにここかい？烏くん。私、他の山がいいな』



広すぎんか。



烏「コノ山ノ何処ガデ、奇妙ナ生キ物ヲ見タトイウ情報ガ入ッテイマス」




どこかで、ってまた随分とアバウトな……





そう思いながら、麓の看板を見た。






《大岳山》







…なんか見覚えあるよね…………






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