箱推しなので箱ごと守ろうと思う 壱【鬼滅の刃】

拾捌 ページ18

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何度か柱に推薦されるも辞退させていただき、仕事をこなしながら桑島様の屋敷周辺を廻って伊黒さんのいる里を探すも一向に見つからず……






十五歳になりましたAAですが、現在藤襲山の見廻り真っ最中でございます。



最終選別なうです。


隊服は着てないよ！隊士とバレて当てにされるのは嫌だからね！



他の人を売ったりするような馬鹿が居ればつまみ出し、刀を失くすようなおバカが居れば仕方なく一緒に探し、見込みがあるのに死にそうな子が居ればそれとなく助け、そんなこんなで五日が経った。



鬼に直接手を下す許可はおりていないため、稀血に寄ってきても逃げるしかない。スキップでも楽勝だけどね！



そんな感じで今も軽い足取りで鬼から逃げてるんだけど、





＿＿ザシュッ




錆「大丈夫か！？」


『エッ』





錆兎くんが助けてくれました(尊い)




『ウンダイジョブ……』







えっ錆兎くん！？！？

じゃあ冨岡さんもここにいるの！？！

手鬼に遭ってない！？大丈夫！？いけてる！？！？





錆「ん？面が汚れてるぞ」



『…君の面は傷だらけだね』



叫びを飲み込み私が決死の思いでそう返すと、錆兎は自分の面を外した。



ヒァッ顔が良い……急に外すなよ…テロやん……



錆「あぁ、本当だ。返ったら鱗滝さんに謝らないとな…


君の面を貸してくれ。綺麗にしよう」


『アッウンドウゾ』



エッ拭き拭きしてくれるの？こんな知らない女のお面を？？おま、そういうとこやぞ？？？？


惚れてまうやろ？？？？




とりあえず素直に渡す。



錆「………っ！」



私の顔見て赤面しただと…！？

えっそういう感じなの！？えっ！？



『(えっあれ、錆兎くん？？)あの…』


錆「っ、すまん、なんでもない………



…あぁよかった、綺麗に取れたな…はい、返すよ」


『…ありがとう』


錆「おう…俺は錆兎だ。お前は？」


『…A、A…………』



錆「Aか、あと少し、お互い頑張ろうな。

二日後、また会おう。約束だ」




さっさびとくん…？それフラグだよ…？大丈夫？？


てか名前で呼んでくれた……



さびとくん…………




『…うん』



ごめんね後つけさせてもらうね！！！！！


下心はないッ！！！！




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