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朝、入間より少し早い時間に家を出る。
「忘れ物はないですか？」
『うん、大丈夫だよオペラ』
「あぁ…それと…使い魔召喚今日でしたよね」
『あー…うん、その授業はサボるつもり』
オペラから鞄を受け取り、身だしなみを軽く整える。
「その事なんですが…召喚時に教師のものを使うのではなく私のものを使います？」
『えっ…そしたらオペラが…』
「私は構いませんよ、元より小さい頃からお世話していますし危険の時に駆けつけられるのはいいことです」
『うーん……でも突然呼ぶと…』
オペラは一日中忙しいというのは私がよく知っている。
家の手伝いをしたことがあるがすごく大変なのだ。
『…とりあえず保留にするね！考えとく！』
「分かりました。ではお気をつけて」
『いってきまーす！』
オペラに手を振って学校に向かう。
1人で早く登校してる理由はイルマと歩いたら目立ちそうだから…と言う理由である。
アスモデウスくんとか絶対目立つよね…。
家に帰ってアスモデウスくんの家系を調べてたらかなりいい所だったし。
そう言えばゾムも……あの家は確か……
「A！！！」
『え…』
上から声が聞こえ、見上げるとゾムが飛んでいた。
するとゾムはまっすぐ降りてきて…
『ちょ、まっ、、』
「ふーーん！！！」
勢いよくこちらに向かって落ちてくるゾムに目を瞑ってきゅっと痛みに耐えようとすると、いつまで経っても何も無くて…
ゆっくり目を開ければドアップにゾムの顔があった。
ギリギリで飛んでるのか、翼の音がする。
「んふ、ええ顔。おはよーさん」
『お、おはよ……』
ドキドキする心臓を抑えて軽く息を吐く。
このドキドキは恐怖の方だが。
「なんで飛ばへんの？」
『あ、あ〜……私飛ぶの苦手だから歩いてるの』
「……抱えたろうか？その方が早く着くで？」
『ううん、大丈夫だよ』
ふーん…と言ったゾムは翼をたたんで私の隣に降り立った。
『え？』
「Aが歩くなら俺も歩く」
『……そう』
なんで…！？それこそゾムの言う通り飛んだ方が早いのに…。
私の歩幅に合わせてゆっくり歩いてくれるゾムをちらっと見る。
顔はかなり整ってるし…私のタイプなんだけどなぁ…
普通に私が悪魔慣れしてないせいで話しかけづらい。
従属する悪魔って学生で多いのかな……
いや、絶対少ないよな…。
悪魔が悪魔の元に就くって…すごく大変なこと。
オペラさんに教えてもらったからわかる。
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つみき - 胸がキュンキュンしました。続きが気になりますので更新頑張って下さい！！ (2月15日 5時) (
レス) id: cc34758b39 (このIDを非表示/違反報告)
メロ(プロフ) - 貴方様の作品がものすごく好きです✨いつも応援しております✨(TwitterにてDM失礼します) (2022年10月8日 15時) (レス) @page38 id: 9a18e4f5dd (このIDを非表示/違反報告)
るな - やばい尊すぎでは！？お話好きすぎてやばい( °ཫ°)更新頑張ってください！！ (2022年8月28日 12時) (レス) @page38 id: f100bc9df8 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - えっ 好きぃぃぃぃ!!! 尊い! 更新頑張って下さい! (2022年7月15日 21時) (レス) id: 071f0c3ec5 (このIDを非表示/違反報告)
りりぃ - はぁぁぁぁぁ 神ぃぃぃぃ こーしんがんばれぇ！☆*:.｡. o(≧▽≦)o .｡.:*☆ (2022年4月26日 21時) (レス) @page36 id: 8c904fdfcc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるっぷ
| 作成日時：2021年11月22日 19時
