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「家どこ？送ってくで」
『ううん、大丈夫。このあと理事長室行かないといけないから』
「なんで？」
『おじいちゃんに呼ばれてるの』
「…あ、もしかして…特待生2人いるうちの1人って…」
『そう、私。サリバンの孫』
「やっぱ、俺の目に狂いはなかったな！！どうりで強いわけや！」
何が嬉しいのか、縄のしっぽをブンブンと振っている。
…大型犬に見えてきた。
「あの魔力吸い取ってるのってどうしてるん！？」
『あ、あれはね…私魔力が元々少なくて…供給がないと何も出来ないからこのネックレスが魔力補給してくれるの』
「へぇ…どうやって魔力補給？」
『欲しいと思う相手に触れるだけで魔力が奪えるの』
「チートやん」
『まぁね』
「え、じゃあ分け与えるとかできるん？」
『できないことも無いけど…基本はやらないかも…』
「どうやったら貰えるん？俺もう魔力カラッカラだから欲しいんやけど…」
『え、えっと……キスすれば…魔力を渡せるんだけど…』
「あ、え……」
じわ、と顔が赤くなるゾムに私も釣られて顔が赤くなる。
照れられるとこっちまで恥ずかしくなるじゃん…！！
『ってことだから、魔力は自然回復を待っ…っわぁ！？』
ずっと握られていた手を引っ張られ、体制を崩す。
思わずベッドに膝を着いて目を開ければ至近距離にゾムの顔があった。
『っ…』
「なぁ、ええやろ？」
頬に手を添えられ、あと少しで口が触れる…というところでドタドタと足音が聞こえてきた。
ハッとなり離れると医務室の扉かバン！！と開かれる。
「あ、あれ…Aさん？」
『…イルマくん…』
誰かを抱えてきたイルマくんは知らない男の子をベッドに横にする。
『どうかしたの？』
「いや、あの…突然中庭で決闘申し込まれて…ジャーマンスープレックスしちゃって…」
『頭以外に外傷ある？』
「いえ、僕からはそれしかしてないから…ほかの怪我はないかと」
『わかった』
手当をしようと1歩踏み出せば、ゾムくんに服を掴まれ進めなくなった。
zm「誰、そいつ」
『…同じく特待生のイルマくん。私の弟…だよ』
zm「ふーん、ならええわ」
ir「そちらの方は…」
zm「あ、俺？俺はゾム。Aの従属」
ir「え………？」
『あー、気にしないでイルマくん、本当に気にしないで』
ゾムの手を優しく振り払って横になってる男の子の手当をする。
うん、たんこぶだけで済んでる。
切れてもいないし血もでてないから大丈夫そう。
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つみき - 胸がキュンキュンしました。続きが気になりますので更新頑張って下さい！！ (2月15日 5時) (
レス) id: cc34758b39 (このIDを非表示/違反報告)
メロ(プロフ) - 貴方様の作品がものすごく好きです✨いつも応援しております✨(TwitterにてDM失礼します) (2022年10月8日 15時) (レス) @page38 id: 9a18e4f5dd (このIDを非表示/違反報告)
るな - やばい尊すぎでは！？お話好きすぎてやばい( °ཫ°)更新頑張ってください！！ (2022年8月28日 12時) (レス) @page38 id: f100bc9df8 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - えっ 好きぃぃぃぃ!!! 尊い! 更新頑張って下さい! (2022年7月15日 21時) (レス) id: 071f0c3ec5 (このIDを非表示/違反報告)
りりぃ - はぁぁぁぁぁ 神ぃぃぃぃ こーしんがんばれぇ！☆*:.｡. o(≧▽≦)o .｡.:*☆ (2022年4月26日 21時) (レス) @page36 id: 8c904fdfcc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるっぷ
| 作成日時：2021年11月22日 19時
