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zmside
楽しいと思っていた自分も居たのは確かだ。
だが家系能力を使ったら魔力消費がえげつなくてすぐキレるし、気づいたら空を見上げていた。
首に脚が回ってきて柔らかい太ももに包まれると思ったのもつかの間、グッっと締められる。
いや、でもアカン！ち、近いわ！！
グッと手に力を込めて脚を引き離そうとしたが柔らかい太ももの感覚に触っていいのか分からなくなってしまった。
ワタワタしている間に俺の意識はパタリと落ちた。
ーーーー
医務室に運び、ゾムくんを寝かせる。
先生は居たが入学式が終わった片付けをすると言ってすぐ出ていった。
タイミング良かった…目立たなくて済んだ。
携帯に来てたメールを返信しようと確認すればやはりおじいちゃんからで…どうやら理事長室にいるらしい。
そしてイルマくんがどこかでどんちゃんやってるらしい。
イルマくん…大人しそうに見えて実はヤンチャなの…？
メールのやり取りを数回してあとから行くと伝えれば、ゾムが小さく唸った。
「う、…あれ…」
『あ、目が覚めた？』
「……医務室？」
『そう、気絶しちゃったから連れてきたの』
「………」
そういえば俯いて小さく手を震わせている。
…やっぱり女に負けるって屈辱だったかな…いやでも勝手にしかけてきたのあっちだし…
『あ、あの…なんかごめ…』
「お、俺アンタに従属するって決めたわ！！！！」
『…はい！？』
突然手を握られ、キラキラとした表情でこちらを見てくるゾム。
あ、しっかり目を見たの初めてだけど…めちゃくちゃ綺麗な翡翠色だ。キラキラと輝いて見える。
「敗者は勝者に従属するのが悪魔の習わしやろ？」
『そ、それは学生がやることでは…』
「ええんや！俺がAについて行きたいと思った！！俺負けたの初めてやわ…！こんなにワクワクして楽しかった戦いもしたこと無かったし！」
興奮気味に話してくるゾムについていけない…！
『ちょ、私は…！』
「なぁ、ダメ？俺なんでもするで？嫌な奴いたらすぐ殺すで？」
『イ、イヤ…それは…ちょっと…』
「距離縮めたいから呼び捨てでもええよな？」
『さ、様で呼ばれるの嫌だしそれは構わないけど…』
「んふ、よろしくな、俺のご主人」
……どうやら拒否権はないらしい。
もうなるようになれ…！！
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つみき - 胸がキュンキュンしました。続きが気になりますので更新頑張って下さい！！ (2月15日 5時) (
レス) id: cc34758b39 (このIDを非表示/違反報告)
メロ(プロフ) - 貴方様の作品がものすごく好きです✨いつも応援しております✨(TwitterにてDM失礼します) (2022年10月8日 15時) (レス) @page38 id: 9a18e4f5dd (このIDを非表示/違反報告)
るな - やばい尊すぎでは！？お話好きすぎてやばい( °ཫ°)更新頑張ってください！！ (2022年8月28日 12時) (レス) @page38 id: f100bc9df8 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - えっ 好きぃぃぃぃ!!! 尊い! 更新頑張って下さい! (2022年7月15日 21時) (レス) id: 071f0c3ec5 (このIDを非表示/違反報告)
りりぃ - はぁぁぁぁぁ 神ぃぃぃぃ こーしんがんばれぇ！☆*:.｡. o(≧▽≦)o .｡.:*☆ (2022年4月26日 21時) (レス) @page36 id: 8c904fdfcc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるっぷ
| 作成日時：2021年11月22日 19時
