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嫌がらせにゾムの魔力を少しずつ奪っていく。
「く、それほんまチートやな！！」
『一気に奪って再起不能にさせてあげようか？』
「堪忍してや！もっと俺と楽しも！！」
次はゾムにガンガン攻められ、少しずつ後ろに下がって攻撃を躱していくと突然片足が宙を蹴った。
後ろに重心が下がり、バランスが崩れる。
咄嗟に後ろを振り向けばそこは大きな泉になっていて…
驚いた顔をしたゾムが私の手を掴んで止めてくれようとしたが、勢いに乗った私の身体を支えるのは難しく2人で仲良く落ちた。
『う、わ…最悪…』
「っぷは！すまん、勢い余って俺まで落ちてしもうた…」
綺麗な泉に落ちたのは運がいいと思う。
これが汚い池だったら発狂しそう。
そんなことを思っていると、ゾムの頭の上に可愛らしくチョン、と乗っている葉っぱを見つけた。
『っぷ、あははっ！』
「え…なんで笑っとんの…？」
『ふふ、頭の上に葉っぱついてるよ』
笑いながらゾムについていた葉っぱを取れば、ゾムは私を見て固まったあとみるみる顔を真っ赤にしていく。
「っあ、あ〜…その、すまん」
『え…？』
フード付きのポンチョみたいな制服を肩に優しくかけられる。
あ、あぁ〜なるほど。制服が透けて下着がうっすら見えていたらしい。
意外と優しいとこある。
「このままだと風邪引くから上がろうや」
『そうだね』
ゾムが先にあがり、ゾムに引っ張ってもらって私も上がる。
立ち上がって水を絞り出そうとすると、突然ゾムに押し倒されて草むらに倒れる。
光が差し込み、その眩しさに目を細めるがすぐ顔に影がかかる。
綺麗な空と…ゾムの顔が視界に映った。
あ、れ…？？押し倒されてる？
『ぞ、ゾム…？』
「…匂い、、美味しそうな…」
すん、と鼻を鳴らして私の首元に顔を近づけてくる。
あ、やばい、と冷や汗が流れそうになる。
濡れたことによって人間の匂い消しの香水が薄れた…！？
ど、どうしよう…
「は、うまそ……」
『ん、ちょ…』
首が生暖かい感覚に襲われる。
舌が這い、時々はむ、と甘噛みされる。
ど、どうしよう…恥ずかしい気持ちもあるが、食べられる恐怖より申し訳ない気持ちが勝つ。
「っ、は…あ、あかん…A、Aっ…！｣
『う、ん…ごめん…』
ゾムが本能を必死に抑えてくれてるのがわかる。
ぐっ、と気持ちを抑えて強く噛まないようにしてくれてるのも…
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つみき - 胸がキュンキュンしました。続きが気になりますので更新頑張って下さい！！ (2月15日 5時) (
レス) id: cc34758b39 (このIDを非表示/違反報告)
メロ(プロフ) - 貴方様の作品がものすごく好きです✨いつも応援しております✨(TwitterにてDM失礼します) (2022年10月8日 15時) (レス) @page38 id: 9a18e4f5dd (このIDを非表示/違反報告)
るな - やばい尊すぎでは！？お話好きすぎてやばい( °ཫ°)更新頑張ってください！！ (2022年8月28日 12時) (レス) @page38 id: f100bc9df8 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - えっ 好きぃぃぃぃ!!! 尊い! 更新頑張って下さい! (2022年7月15日 21時) (レス) id: 071f0c3ec5 (このIDを非表示/違反報告)
りりぃ - はぁぁぁぁぁ 神ぃぃぃぃ こーしんがんばれぇ！☆*:.｡. o(≧▽≦)o .｡.:*☆ (2022年4月26日 21時) (レス) @page36 id: 8c904fdfcc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるっぷ
| 作成日時：2021年11月22日 19時
