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「お、俺のって印、つけてええ？」
『し、るし…？』
「ええよな、なぁ…」
頬をする、と撫でて心底愛おしそうな表情をするゾムにゾクッとした感覚に襲われる。
『ｯ…！！』
「あは…そんな表情せんといてやぁ…抑えらんなくなるやろ…」
わ、私の知ってる情報と違う…！
違う意味で喰われる…!!!
『ぞ、ゾム…ごめん…！』
ゾムの頬を触ると嬉しそうに擦り寄ってくる。
罪悪感が生まれるが仕方ないよね…！！
ゾムの頬に触れながら魔力を一気に奪い取る。
私が魔力を全部奪い取ると奪われた対象は一時的に気絶する。
ゾムが気絶し、どさっと重みが乗っかり身動き後取れなくなる。
かろうじて動く片手で携帯を取り出す。
…よかった、水に浸かったが防水が効いていたみたいで壊れてない。
オペラの連絡先を探して電話をかけるとワンコールで繋がった。
『もしもし』
「どうかなさいましたか」
『理由は後で話すからタオル2枚持って至急迎えにきて欲しいんだけど…今空いてる？』
「はい、かしこまりました」
『位置情報送ったからそこに来て』
そう言って電源を切る。
ここから家は近いからオペラならすぐ着くだろう。
そう思って数分後にオペラは現れた。
「どういう状況ですか…」
ベチャベチャになったままゾムが私の上で寝ている状況を見て少し顔を顰めるオペラ。
『色々訳あって泉に落ちて…匂い消し取れちゃって…』
「なるほど…とはいきませんよ。このままだと風邪を引いてしまうので家に戻りましょう」
『う、んっ！？』
オペラがタオルで私とゾムを包むと抱えた。
え、私ごと！？
言い返すまもなく走り出して家に向かってるとゾムは途中で目を覚ました。
困惑しながらも家に着いてオペラの指示に素直に従ってゾムが風呂場に放り込まれた。
私も別の風呂場に放り込まれ、体をあっためてから上がればリビングのソファーにはゾムが座っていた。
オペラに手招きをされてゾムの隣に腰掛けると口を開く。
「さてと…粗方ゾム様から聞きました」
『あ、そうなの？』
「そこで…ゾム様に確認があります」
「は、はい…」
「本気でA様に仕える気はありますか？」
「はい」
…え？オペラ？
ゾムも緊張しているのか背筋が伸びている。
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つみき - 胸がキュンキュンしました。続きが気になりますので更新頑張って下さい！！ (2月15日 5時) (
レス) id: cc34758b39 (このIDを非表示/違反報告)
メロ(プロフ) - 貴方様の作品がものすごく好きです✨いつも応援しております✨(TwitterにてDM失礼します) (2022年10月8日 15時) (レス) @page38 id: 9a18e4f5dd (このIDを非表示/違反報告)
るな - やばい尊すぎでは！？お話好きすぎてやばい( °ཫ°)更新頑張ってください！！ (2022年8月28日 12時) (レス) @page38 id: f100bc9df8 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - えっ 好きぃぃぃぃ!!! 尊い! 更新頑張って下さい! (2022年7月15日 21時) (レス) id: 071f0c3ec5 (このIDを非表示/違反報告)
りりぃ - はぁぁぁぁぁ 神ぃぃぃぃ こーしんがんばれぇ！☆*:.｡. o(≧▽≦)o .｡.:*☆ (2022年4月26日 21時) (レス) @page36 id: 8c904fdfcc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるっぷ
| 作成日時：2021年11月22日 19時
