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えっ…突っ込むの！？
「片手で支えるからしっかり掴んでてな！」
『えっ、ちょ、まっ…！？』
片手で私を抱っこした状態で妖怪の中に突っ込んでいく。
ゾムは器用にナイフを持ちながら妖怪を斬り殺して無双する。
返り血が飛んでくるがもうここまで来たら腹を括るしかない。
次々に倒れていく妖怪を見て周りの妖怪が少したじろぐ。
だが私と目が合った瞬間その妖怪は目の色を変えて襲いかかってくる。
たったの数分戦えばゾムが突然戦うのをやめて走り出す。
『もういいの？』
「妖怪を殺せば仲間を呼んで増やしてくるんよ。こんぐらいやれば増えるやろ」
『戦闘バカ…』
ゾムに揺さぶられながら後ろを振り向けば何十体もの妖怪が血相を変えて追いかけてくる。
こわっ！！！
咄嗟に目を逸らして見なかったことにする。
しばらく走れば目的の集合場所に辿り着いた。
場所は平地でかなり開けている。
他のみんなが暇そうに待機していた。
kn「ようやく来たか！」
sha「なんでゾムに抱えられてきたん？」
zm「みんなにお土産持ってきたで！！」
syo「は？お土産？そんなものどこに…」
ショッピくんが話してる途中に私たちの来た方から大量の妖怪が押し寄せてきた。
「「「「はぁあ！？」」」」
『…まぁそうなるよね』
zm「くっははは！！暴れようぜぇ！！」
ゾムは私を下ろしてナイフを片手に持って妖怪の集団に溶け込んで行った。
sha「はぁ…しゃーねぇなぁ…！やったるか！」
kn「シャオロン！どっちが多く殺せるか勝負や！」
sha「ふーん！お前には負けねぇよ！」
2人も妖怪を倒しに突っ込んでいってしまった。
syo「……元気やなみんな…」
『ショッピくんも戦いたいんじゃないの？』
syo「いや、楽したいんで」
『…そう、ショッピくんらしいわ』
syo「楽したいとはいえ、戦うことは好きやで？それにアイツらの目的はA。そのAを狙ってきてるから…ゾムさんたちには見向きもせんのよなぁ…」
3人が戦っているが、こっちに来ないように食い止めている……という表現の方が正しい。
syo「俺はAを守りながら来たやつを殺すのが仕事やし」
取りこぼしてこっちにした敵をショッピくんが拳銃で撃つ。
『本来はこんなにいなかったんだけどねぇ…』
syo「どうせゾムさんが我慢できなくて殺しちゃったんでしょ」
『せーかい』
それにしても…妖怪の大きな手がかりは掴めないなぁ…
飢餓状態にしているやつは一体誰なんだろうか…。
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涼太(プロフ) - 93の裏話とか見てみたいです！ (2021年1月31日 18時) (
レス) id: bee7f3f171 (このIDを非表示/違反報告)
狐 - 番外編書いてほしいです！ (2021年1月13日 7時) (レス) id: 0b148af4d6 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 更新嬉しいです！！番外編とても気になります。楽しみにしてます！！ (2021年1月10日 20時) (レス) id: 4a80c5fc59 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 久しぶりの更新…！！すごい楽しみにしてました！93話の番外編…気になります、気が向いたらでいいのでお願いします…楽しみにしてます。これを気に最初から読み返そうと思います！ (2021年1月10日 16時) (レス) id: e30e1010c9 (このIDを非表示/違反報告)
りっつ(プロフ) - コメント失礼します。更新待ってました…！この作品大好きです！もし良ければ93話の番外編読みたいです。ぜひ番外編よろしくお願いします！これからも頑張ってください！楽しみにしてます！ (2021年1月10日 16時) (レス) id: ef881a478a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるっぷ
| 作成日時：2020年5月31日 13時
