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『私空気が変わったことしか分からないんだけど』
syo｢それでも十分ですよ。相手弱いですけどAの脅威にはなるし、俺から離れんといてな｣
ここは住宅街のど真ん中。
時間的には朝だが空は暗いし街灯が光ってるためにどうも時間に慣れない。
どう考えたって常に夜だから朝という感覚もないし、暑いとか寒いとかもあまりない。風が強い時は少し寒いが日が昇ることがないから日光の温かさが恋しい。
上を見上げ、月を眺めてるとショッピが突然私の手を取り握りしめる。
syo｢ここの住宅街じゃ色々と不利なんで広い公園にいきましょ｣
『わ、分かった』
ショッピが視線を色んなところに向けている。
恐らく何かの妖怪がいるのだろう。
私の手を引いて走り出す。
公園に着き、丘の高いところに行くとショッピが太ももにつけていたレッグホルダーから拳銃を取り出す。
syo｢視界良好、立地完璧。ゾムさん達の殺り残しがこっち来てんで殺さないとあかん。血は苦手？｣
『大丈夫…だと思う』
syo｢気分悪くなったら遠慮無く言ってな｣
それに返事をしたらショッピは拳銃を構え、公園の入口に入ってきた妖怪に向かって撃つ。サイレンサーがついてるのか、パシュ、と小さく音がしてその妖怪は倒れた。
幸い月明かりを隠すものもなく、公園はほんのりと明るいから私でも妖怪の姿が見える。
明らかに人間とかけ離れた姿をしているもの、体は小さいのに異様に頭だけが大きい妖怪など種類が豊富だ。
ショッピが綺麗にヘッドショットを決めて倒れていく妖怪たちを眺める。
妖怪も血は赤いらしい。血溜まりに倒れている妖怪たちは即死しているため痛みなんてほぼないだろう。
もはや流れ作業みたいになっている光景を見ていたらショッピから視線を感じる。
顔を上げてショッピを見ればうっとりと…恍惚とした表情でこちらを見ていた。
え、なんで？
syo｢そんな冷たい視線…できるなんてなぁ｣
『…え？』
syo｢妖怪が死ぬのには何も感じないんか？怖さなんてないん？Aがそんな光のない冷たい表情できるなんて……もっと惚れるわ…あの妖怪たちもさぞ幸せに死んでるで｣
ショッピの発言に驚いてフリーズしていると、額にキスを落とされる。
syo｢あ、自分で気づいてなかったんすか…？｣
『そんな表情…してた？』
syo｢してた。めっちゃ興奮させてくれる表情しとった｣
片手で私の頬を愛おしそうに撫でるショッピくんに何も言えなくなる。
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涼太(プロフ) - 93の裏話とか見てみたいです！ (2021年1月31日 18時) (
レス) id: bee7f3f171 (このIDを非表示/違反報告)
狐 - 番外編書いてほしいです！ (2021年1月13日 7時) (レス) id: 0b148af4d6 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 更新嬉しいです！！番外編とても気になります。楽しみにしてます！！ (2021年1月10日 20時) (レス) id: 4a80c5fc59 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 久しぶりの更新…！！すごい楽しみにしてました！93話の番外編…気になります、気が向いたらでいいのでお願いします…楽しみにしてます。これを気に最初から読み返そうと思います！ (2021年1月10日 16時) (レス) id: e30e1010c9 (このIDを非表示/違反報告)
りっつ(プロフ) - コメント失礼します。更新待ってました…！この作品大好きです！もし良ければ93話の番外編読みたいです。ぜひ番外編よろしくお願いします！これからも頑張ってください！楽しみにしてます！ (2021年1月10日 16時) (レス) id: ef881a478a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるっぷ
| 作成日時：2020年5月31日 13時
