80 ページ30
ゾムから沢山食べさせられるとさすがにお腹いっぱいになってくる。
『ぞ、ゾム…！もういらないから！』
zm｢まだ食えるって！｣
『美味しく食べれないでしょ？？ゾムはまだ食べれるの？』
zm｢俺はまだ食えるで｣
『じゃあはい、頑張って食べていこうね！ゾムが！』
ゾムを強調してやられたことのやり返しをする。
ご飯を掬ってゾムに差し出せば素直にぱく、と食べてくちをもごもごさせている。
自分で食べてもらおうとすればゾムが口を開いてあーんしてくる。
因みに、あーんしてくれないなら俺がしてあげると怖い脅しが来たからゾムが満足するまで食べさせているんだけど……胃袋無限かな？？
ロボロは頑張れ！という目線をこちらに向けてきたと思えば目を逸らして酒瓶を片付け始めている。
助けてくれてもいいのに！！
ロボロが半分ぐらい片付けた時にご飯も全て食べ終わった。
zm｢ふー！美味かったぁ｣
『胃袋が怖い…』
rbr｢こいつら起こす？｣
『うーん…体痛くなりそうだけど放置してていいんじゃない？』
rbr｢せやな…運ぶの大変やし…｣
『片付け手伝うね』
zm｢俺も手伝うで｣
rbr｢いや、瓶はほぼ片付けたしあとは形代にやらせとく｣
せかせかと動く形代は凄い。
小さいのに大きいお皿を数人で持ち運んで…
可愛く思えてくる。
rbr｢さて…早いけど寝るか？｣
『そうだね…ゾムたちが動いて疲れてると思うし早めに身体を休めようか』
zm｢俺はまだ動けるけどな｣
『でも休むことも大事です！』
雑魚寝してる人達に薄い毛布を掛けていく。
ロボロとゾムと別れ、自分も部屋に戻って布団を敷く。
布団の中に入ろうとすれば、軽くノック音が聞こえた。
『入っていいよ』
静かに入ってきたのは枕を抱えたゾムだ。
あ、なんか予想出来た。
zm｢一緒に寝ん？｣
『…布団1枚で？』
zm｢おん｣
『狭くない？』
zm｢ショッピと寝れて俺とは寝れないん？｣
なんなんだその文句は…！
『ショッピくんいつも猫だし…』
zm｢はーい、お邪魔しまーす｣
私より先に布団に入り、寝そべったゾムは布団を捲ってポンポンと隣に来いと叩く。
か、覚悟を決めろ自分…！そう一緒に寝るだけだ！大きな抱き枕が隣にあると思えばいいはず…！
ゾムから背を向けるようにして少し離れるように横になれば、グイッと引き寄せられ、後ろから抱きしめられる形になる。
びっくりして距離を取ろうと思えば足を絡められ、お腹辺りには手が回って動けなくなった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2064人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
涼太(プロフ) - 93の裏話とか見てみたいです！ (2021年1月31日 18時) (
レス) id: bee7f3f171 (このIDを非表示/違反報告)
狐 - 番外編書いてほしいです！ (2021年1月13日 7時) (レス) id: 0b148af4d6 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 更新嬉しいです！！番外編とても気になります。楽しみにしてます！！ (2021年1月10日 20時) (レス) id: 4a80c5fc59 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 久しぶりの更新…！！すごい楽しみにしてました！93話の番外編…気になります、気が向いたらでいいのでお願いします…楽しみにしてます。これを気に最初から読み返そうと思います！ (2021年1月10日 16時) (レス) id: e30e1010c9 (このIDを非表示/違反報告)
りっつ(プロフ) - コメント失礼します。更新待ってました…！この作品大好きです！もし良ければ93話の番外編読みたいです。ぜひ番外編よろしくお願いします！これからも頑張ってください！楽しみにしてます！ (2021年1月10日 16時) (レス) id: ef881a478a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あるっぷ
| 作成日時：2020年5月31日 13時
