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役に立たない私が動かない方がいいって言うのも納得出来る。
下手に動いてみんなの動きを制限させるよりかはマシだ。
みんなの取りこぼした数人の妖怪をショッピが撃ち殺しながらこちらに来させないようにしている。
時たまナイフや拳銃を向けられて弾が飛んでくるが、その前にショッピが弾いたり、ロボロやゾムがそれに気づいて敵を盾にしてたり……
なんか冷静に事を見てると本当に私だけが浮いている。
コネシマも武器を持っていなかったが相手の武器を奪ったのか剣を振り回して薙ぎ払っていく。
こうしてみるとコネシマもなかなかの実力の持ち主だ。
契約してなくても普通に強い。
そんなことを考えていると近くの巨大な鬼が棍棒を振り回しながら近づいてくる。
ショッピが拳銃を撃つが少し怯むだけで突っ込んできた。
syo｢っち、俺近距離戦苦手なんやけどなぁ…！｣
『ちょ、ちょ、でかいよこの鬼！？』
3mはありそうな鬼が目の前にいて棍棒を私たちに向かって振り下ろそうとしている。
振り下ろされると同時にショッピが私を抱えて避ける。
ﾄﾞｺﾞｫｫﾝ!と凄い音が鳴って私たちのいた所を見れば地面が深く抉られていてゾッとする。
『ひぇ……抉れた…』
syo｢なんやあの鬼…異様な強さだな｣
『ちょ、どうすんの！？』
syo｢ロボロさんは…あかんな来れる状況じゃないしゾムさんも離れてるから…とりあえず逃げますよ｣
拳銃を撃てるように片手で抱き直したショッピくんの肩を慌てて掴む。
鬼が棍棒を横に薙ぎ払って良ければ、その先には別の妖怪がいて剣を振り下ろされる。
ギュッと目を瞑って痛みに耐えようとすれば、金属のぶつかり合う音が聞こえた。
kn｢何しとんねん！近距離苦手ならさっさと距離とらんか！｣
『コネシマ…！？』
間一髪で助けに来てくれたコネシマはその妖怪を斬り殺した。
kn｢随分でっかい鬼がおるなぁ｣
syo｢そいつの棍棒の威力半端ないですよ｣
kn｢わかっとる、でもな…それなら隙を突けばええ｣
鬼はまた棍棒をおおきく振りかぶる。
だがその瞬間にコネシマは鬼の方にダッシュし、木を使って高く飛び上がり鬼の首に剣を突き刺す。
コネシマが力いっぱい剣を横にスライドさせようとするが相当硬いのかビクともしない。
kn｢っち、あかん！俺の今の力じゃ無理やわ！｣
首に剣を刺されたのにも関わらず暴れている鬼はコネシマを振り払おうと図体を大きく揺らす。
剣を取り残したままコネシマは私たちの横に着地する。
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涼太(プロフ) - 93の裏話とか見てみたいです！ (2021年1月31日 18時) (
レス) id: bee7f3f171 (このIDを非表示/違反報告)
狐 - 番外編書いてほしいです！ (2021年1月13日 7時) (レス) id: 0b148af4d6 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 更新嬉しいです！！番外編とても気になります。楽しみにしてます！！ (2021年1月10日 20時) (レス) id: 4a80c5fc59 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 久しぶりの更新…！！すごい楽しみにしてました！93話の番外編…気になります、気が向いたらでいいのでお願いします…楽しみにしてます。これを気に最初から読み返そうと思います！ (2021年1月10日 16時) (レス) id: e30e1010c9 (このIDを非表示/違反報告)
りっつ(プロフ) - コメント失礼します。更新待ってました…！この作品大好きです！もし良ければ93話の番外編読みたいです。ぜひ番外編よろしくお願いします！これからも頑張ってください！楽しみにしてます！ (2021年1月10日 16時) (レス) id: ef881a478a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるっぷ
| 作成日時：2020年5月31日 13時
