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『効果！出てるじゃん！何シレッとすました顔してんの！？』
｢なにいってんすか、効果なんてでません、それくらさい｣
『呂律回ってない人にあげれるか！実はまたたび効かないタイプなのかなとか思った私が馬鹿だったわ！危ないからしまってくる！』
蓋を占め、私のお酒が入ってたグラスを一気に飲み干して立ち上がろうとしたが、ぐいっと引っ張られて座ってるショッピの腕に収まった。
『え、ちょっと？』
｢ん〜…｣
私の首元に顔を擦り寄せ、はむっと甘噛みしてくる。
くすぐったい。
『おーい、こらショッピ。離して』
｢やだ｣
横を見るとショッピがそれに気づいて顔を上げる。
目が合うが、ショッピの顔は赤く、完全に酔っていた。
『あ〜……もう寝ようか』
｢ねる？おれと一緒にねたいん？かわえーなぁ…そんなにおれとシたかった？｣
『そっちの寝るじゃないわ！！』
もう誰か助けてこの酔っぱらいどうにかして！！
『ちょ、ショッピ！？』
いきなり腹部の圧迫感が無くなったかと思えば帯が解かれていた。
後ろから肩に手をかけ、する、と脱がそうとしてきたのを腕を交差して止める。
肩が露出してる？もうしらん！
肩紐が見えてることよりも脱がそうとしてくるこいつが厄介だ！
｢ん、おいしそ｣
『私は食べ物じゃ、っあ！』
さらけ出されてる二の腕に小さな痛みが走ったかと思えばショッピが噛み付いて血を吸っていた。
垂れる血を何度も何度も舐める姿は猫らしいが姿が人間だし完全にただの変態にしか見えなくもないって言う……ごめんなショッピ…
心の中で謝っておく。普段の行動がもう変態だから何してもそう見えてしまう。
血を舐めながら私のあちこちに手を這わすショッピ。
服の上から胸を触ってきた時は驚いたが、驚いただけでむにむにと形を確かめるように触ってくるのを止めたところで無駄だとは分かりきっている。
血を舐めるのを満足したのか、口を離したショッピくんは身体をそのまま倒して横になる。
今のうちに、と服を直して離れようとしたが腕を掴まれる。
｢かまって？｣
『うっ…』
横になったショッピくんは下から見つめてくる。
少し着物がはだけていて、色気が…すごい。
落ち着け私。相手はまたたびにやられた猫。酔っぱらいと同じだ。
寝転がっているショッピの横に腰を下ろし、頭を撫でると気持ちよさそうに目を閉じる。
手を離すと、目を開けてもっとと訴えてくるから子供を相手してる気分になってきた。
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涼太(プロフ) - 93の裏話とか見てみたいです！ (2021年1月31日 18時) (
レス) id: bee7f3f171 (このIDを非表示/違反報告)
狐 - 番外編書いてほしいです！ (2021年1月13日 7時) (レス) id: 0b148af4d6 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 更新嬉しいです！！番外編とても気になります。楽しみにしてます！！ (2021年1月10日 20時) (レス) id: 4a80c5fc59 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 久しぶりの更新…！！すごい楽しみにしてました！93話の番外編…気になります、気が向いたらでいいのでお願いします…楽しみにしてます。これを気に最初から読み返そうと思います！ (2021年1月10日 16時) (レス) id: e30e1010c9 (このIDを非表示/違反報告)
りっつ(プロフ) - コメント失礼します。更新待ってました…！この作品大好きです！もし良ければ93話の番外編読みたいです。ぜひ番外編よろしくお願いします！これからも頑張ってください！楽しみにしてます！ (2021年1月10日 16時) (レス) id: ef881a478a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるっぷ
| 作成日時：2020年5月31日 13時
