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「全く…」
ニュートが二フラーを捕まえて、足を持ち逆さまにするとたくさんの装飾品やお金がジャラジャラと山のように出てくる。
「こら、ふざけるな、出せ」
笑いながら二フラーを擽ってるあたり、あまり反省の色が見れないし、二フラーも満足そうにしている。
だがその光景を見て文句を言えない私はとことんニュート達に甘いと思う。
それを眺めていると階段からドタドタと足音を立てて数人の警備員が降りて来た。
「まずい、違うんだ！」
男性は焦って手を上げる。
直ぐにニュートのトランクを持ち男性の腕に無理やり組むと、ニュートが私の腰に手を回し姿くらましをした。
銀行の外に出てニュートのトランクを地面に置いて開ける。
彼が二フラーを閉まっている間に私は動揺してる男性の服を整えて落ち着かせる。
『巻き込んでごめんなさいね、落ち着いて』
「それなんなんだ…」
「貴方には関係ない」
『でもちょっと色々見すぎて問題なのよ…そのまま立ってて、すぐに終わるから』
ニュートがトランクを置いて男性を壁から少し離させる。
男性をオブリビエイトするために隠していた杖を取ろうと下を向いてポケットに手を突っ込んだ途端、突然トランクを持ち上げた男性は目の前にいた私に向かってトランクを振り回した。
『っわ！？』
「！？」
防御の姿勢が取れてなかった為バランスを崩して倒れ込む。
地面に着く前にニュートが咄嗟に抱えてくれたから地面とキスすることは避けられたが……
「ごめんよお嬢ちゃん…！」
男性は本当に申し訳なさそうな声をしながらトランクを持って走り去ってしまった。
「しまった……」
『ごめんなさい、彼相当怖がってたわ…もう少しはやく私がオブリビエイトしとけば…』
「これは僕も悪い。それよりトランクで殴られてたけど怪我はない？」
『う、ん…大丈夫』
トランクが思ったより軽かったおかげでそこまで痛みはなかった。
ニュートの手を借りて起き上がり、服を整える。
すると、通りの角から突然女性が歩いてきた。
慌てて柱に隠れて、ニュートがトランクを持つ。
「いい？腕を組んで」
『わかった』
小声でそう話し、腕を組んで何事も無かったかのように通り過ぎようとする。
だがすれ違った瞬間、腕を捕まれ姿くらましをした。
どこかの通りの壁に姿現しをすると、突然女性が私たちを壁の方に押し付ける。
それにバランスを崩しそうになるがニュートが背後で支えてくれた。
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紅月@aile(プロフ) - 初コメ失礼します！映画沿いで主人公ちゃんとニュートの絡みにドキドキしながら読んでました！何より、文才が凄くて感動しました！2作目も読みたいです！ (2022年5月16日 17時) (
レス) id: 1bb58b29e8 (このIDを非表示/違反報告)
ロッカルキングボーン！(プロフ) - 初めてのコメント、失礼します！本当に本作品が大好きで、本当に最高でした…！主人公ちゃんとニュートの関係性も最高ですし、なにより文が読みやすくて本当に素晴らしいの一言に限ります…！この作品を書いてくださり、そして公開してくださりありがとうございました！ (2022年5月12日 0時) (レス) @page50 id: c839c729ee (このIDを非表示/違反報告)
おちゃ(プロフ) - はじめまして！1作目完結おめでとうございます！！いつも楽しく拝見していました。是非2作目も読みたいです。よろしくお願いします！ (2022年5月12日 0時) (レス) @page50 id: 619933edc5 (このIDを非表示/違反報告)
koropochi0125(プロフ) - 2作目お願いしてもいいですか？ (2022年5月11日 21時) (レス) @page50 id: f7a260b65c (このIDを非表示/違反報告)
真実(プロフ) - 初コメ失礼します！！完結おめでとうございます！！2作目も楽しみにしています！ (2022年5月11日 18時) (レス) @page50 id: 6427fd8af0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるっぷ
| 作成日時：2022年5月1日 20時
