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「なにか動物の痕跡とか…目撃情報を知ってたら教えて欲しい」
「……あんたお尋ね者だぜスキャマンダーさんよ。助けると思うか？普通通報するだろ」
その言葉に思わず眉を上げてしまう。
中々に意地悪そうな人だ。
「力を貸してくれたら損はさせない」
「じゃあテーブルチャージを貰おうか」
ナーラクがそういえば、ニュートは数枚のコインを机に置く。
「…マクーザの懸賞金の方が高い」
そう言われ、望月鏡を渡すも沢山持ってるらしい。
「アッシュワインダーの冷凍卵…」
「そんなもんじゃ……ん？」
ナーラクはニュートのポケットの方をじっと見つめる。
「そいつはボウトラックルか？」
ピケットが顔を出してしまっていたらしい。
ニュートが手でそっと隠すがナーラクにはもうバレてしまった。
「いや、」
「そいつは鍵を開けるのが得意だよな？」
「あげられない」
「……そうか。ならコイツでいい」
ナーラクは私の手を掴んでそういうとニュートは驚いた顔をする。
でも私はほぼ予想していたから驚きはしない。
お金になりそうな事が好きって聞いた時点からこれは懸念していたことだった。
『あら、私でいいの？』
「A！」
「あぁ、東洋の血が混ざってるだろ？東洋の顔は幼いからな…高く売れる。いや、売らなくてもここに置いておくだけでも金になるよな……A・レイラーさんよ」
『…やっぱ知ってるのね』
「あれだけ本が人気になればな」
ナーラクが立ち上がった為、私も一緒になって立ち上がる。
「ダメだ！！」
『ニュート。私がいいって言ってるの』
そういえば、驚いた顔をしたニュートが言葉に詰まる。
『で？代わりの情報は？』
「目に見えない何かが5番街をめちゃくちゃにしてたってよ。メイシーズの店に行ってみな」
「……ドゥーガルだ。あと一つだけ、マクーザで働いてるグレイブスって……どういう経歴か知ってる？」
まさかニュートがそこに疑ってるとは思わなくて今度はこっちが驚く。
「あんた知りたがりだな…そりゃ命取りだぞ」
『早く言いなさいよ』
そういった時、ナーラクがニヤリと笑った。
「マクーザが来た！！」
屋敷しもべが叫んで逃げたことによって一気に店内がパニックに陥る。
「通報したの！？」
マクーザの職員が次々に店にいる人たちを捕まえていく。
私はその隙にナーラクから逃げようと腕を引っ張るが思ったより力が強くて抜け出せない。
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紅月@aile(プロフ) - 初コメ失礼します！映画沿いで主人公ちゃんとニュートの絡みにドキドキしながら読んでました！何より、文才が凄くて感動しました！2作目も読みたいです！ (2022年5月16日 17時) (
レス) id: 1bb58b29e8 (このIDを非表示/違反報告)
ロッカルキングボーン！(プロフ) - 初めてのコメント、失礼します！本当に本作品が大好きで、本当に最高でした…！主人公ちゃんとニュートの関係性も最高ですし、なにより文が読みやすくて本当に素晴らしいの一言に限ります…！この作品を書いてくださり、そして公開してくださりありがとうございました！ (2022年5月12日 0時) (レス) @page50 id: c839c729ee (このIDを非表示/違反報告)
おちゃ(プロフ) - はじめまして！1作目完結おめでとうございます！！いつも楽しく拝見していました。是非2作目も読みたいです。よろしくお願いします！ (2022年5月12日 0時) (レス) @page50 id: 619933edc5 (このIDを非表示/違反報告)
koropochi0125(プロフ) - 2作目お願いしてもいいですか？ (2022年5月11日 21時) (レス) @page50 id: f7a260b65c (このIDを非表示/違反報告)
真実(プロフ) - 初コメ失礼します！！完結おめでとうございます！！2作目も楽しみにしています！ (2022年5月11日 18時) (レス) @page50 id: 6427fd8af0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるっぷ
| 作成日時：2022年5月1日 20時
