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『変？』
「いや、似合ってる、綺麗だよ。でも……ちょっとギリギリ過ぎない？」
それは背中の方が広く空いてることを言っているのか、足のスリッドが深いことを言っているのか……はたまたどっちもか。
「僕これ見たことないけど」
『え…？前の書籍化した時のパーティに着てったやつだけど……あ〜…ニュート家にいたもんね』
「………」
複雑そうな顔をして天を仰ぐニュートに3人は同情するような顔をして私は首を傾げる。
意味がわからない。
『早く行きましょ？さっさと着替えたい』
「それがいい」
ニュートも自分の蝶タイを締めるとティナは壁をノックする。
すると、女の人の目のところが開いて人の顔が出てくるのにびっくりして1歩下がれば後ろにいたニュートに肩を支えられた。
無事に中に入れた私たちはジェイコブたちと分かれる。
ジェイコブとクイニーは別のところで飲んでこちらの様子を伺うようだ。
3人でナーラクが来るのを待つが…落ち着かない。
壁紙に貼られてる指名手配書に写ってるのと同じ人を数人見かけてしまった。
明らかに怪しそうな人もいるし…ニュートも落ち着かないのか周りをキョロキョロしている。
「逮捕したことある連中ばかり……」
「せ、詮索するなって言われそうだけど……さっき見えたんだ。処刑されそうな時…セーレム救世軍の男の子を抱きしめてたよね？」
「あの子はクリーデンスよ。母親にぶたれたの…他の養子もみんな虐待されてる…でも彼が1番酷い」
「君はそれを止めようと？」
「それで調査部をクビになった。彼女が主催する集会で大騒ぎを起こしちゃって」
処刑の時、楽しい記憶を見せて死なせるからそれをニュートは見てしまったのだろう。
だが暴れたということは嫌な記憶も同時に出てくる可能性が高い。
私はその場にいなかったし…話が呑み込めずに聞き流していると色んな人からの視線を浴びていることに気づいた。
これもいつもの事だ。
ここの溜まり場は治安が悪すぎる。
目が合えばニヤリと意味深に笑う男たちに気づかれないようにため息を吐く。
すると直ぐに、ナーラクと呼ばれる男が現れ、私たちの席に座る。
「で？怪物だらけのカバンを持ってたって？」
「耳が早いな…」
さすが情報屋と呼ばれるだけあってか、こっちが話すまでもなく粗方知ってそうだ。
そんなことよりも私は指先が気になる。
何をしたらそんな逆向きに曲がるのか。
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紅月@aile(プロフ) - 初コメ失礼します！映画沿いで主人公ちゃんとニュートの絡みにドキドキしながら読んでました！何より、文才が凄くて感動しました！2作目も読みたいです！ (2022年5月16日 17時) (
レス) id: 1bb58b29e8 (このIDを非表示/違反報告)
ロッカルキングボーン！(プロフ) - 初めてのコメント、失礼します！本当に本作品が大好きで、本当に最高でした…！主人公ちゃんとニュートの関係性も最高ですし、なにより文が読みやすくて本当に素晴らしいの一言に限ります…！この作品を書いてくださり、そして公開してくださりありがとうございました！ (2022年5月12日 0時) (レス) @page50 id: c839c729ee (このIDを非表示/違反報告)
おちゃ(プロフ) - はじめまして！1作目完結おめでとうございます！！いつも楽しく拝見していました。是非2作目も読みたいです。よろしくお願いします！ (2022年5月12日 0時) (レス) @page50 id: 619933edc5 (このIDを非表示/違反報告)
koropochi0125(プロフ) - 2作目お願いしてもいいですか？ (2022年5月11日 21時) (レス) @page50 id: f7a260b65c (このIDを非表示/違反報告)
真実(プロフ) - 初コメ失礼します！！完結おめでとうございます！！2作目も楽しみにしています！ (2022年5月11日 18時) (レス) @page50 id: 6427fd8af0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるっぷ
| 作成日時：2022年5月1日 20時
