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「……見分けはつかないと思っていたんだがな」

『今度は何を計画してるの』

「さぁ、なんだろうな」

『さっさとやめて大人しく牢屋に戻れば?貴方には牢屋がお似合いよ』

「あまり生意気な口を聞くとうっかり殺してしまいそうだ…」

『っ、ぐ…かっ…は、っ』


片手で首を押さえつけられ圧迫する。
抵抗も出来ずに、もがいていたら解放され大きく息を吸い込む。


『っは!はっ、は…』

「あまりいたぶるのは趣味ではないんでな…」


既に殺しまくってる人が何を言うんだ。
でもそんな言葉も出せない。


「私は君の力を買っているんだ。仲間にならないか?共に世界を変えよう…!」

『げほ、っ…バカね…それで快諾するわけないでしょう?』


そんな話をしてると突然扉をノックする音が聞こえた。
グレイブスが入れ、と言うとそこには手を縛られているニュートとティナが居た。

最悪だ。



ーーーーー



ニュートside


ジェイコブだけが牢屋に取り残され、ティナと自分が連行される。
どこかの部屋に連れてこられその部屋に入ると既に中に人がいた。

グレイブス長官と……Aだ。


「A!!!」


手を縛られ椅子に座ってる彼女は全身ずぶ濡れで苦しそうに咳き込んでいる。
白い首には赤い手跡が残ってる辺り首を絞められたんだろう。


「っ、なんでこんなことを!!!」

「グレイブス長官!これはさすがにあんまりです!」


ニュートもティナもこの状況には目を見開き怒る。
ティナが駆け寄ろうとしたが止められ、ニュートは強制的にAの隣の椅子に腰掛けるように誘導される。


「Aっ、どうしてこんな…」

『っ…大丈夫、大丈夫だから落ち着いてニュート』


明らかに大丈夫では無いのに安心させるように笑うAを見て心がズキリと痛んだ。


「彼女に手を出すなと言ったろ!」

「なに、反抗してきたらこちらも抵抗するしかないだろ?」

「だからと言ってこれはやりすぎなんじゃないですか!?」

「……はぁ、私も忙しい身なんでね。君たちの仲良しこよしには付き合ってられないのだよ」

そういうとグレイブスは深く椅子に座り直す。


「君たちは興味深い」

「グレイブス長官……」


ティナが口を開くとグレイブスは深くため息を着いた。

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紅月@aile(プロフ) - 初コメ失礼します!映画沿いで主人公ちゃんとニュートの絡みにドキドキしながら読んでました!何より、文才が凄くて感動しました!2作目も読みたいです! (2022年5月16日 17時) (レス) id: 1bb58b29e8 (このIDを非表示/違反報告)
ロッカルキングボーン!(プロフ) - 初めてのコメント、失礼します!本当に本作品が大好きで、本当に最高でした…!主人公ちゃんとニュートの関係性も最高ですし、なにより文が読みやすくて本当に素晴らしいの一言に限ります…!この作品を書いてくださり、そして公開してくださりありがとうございました! (2022年5月12日 0時) (レス) @page50 id: c839c729ee (このIDを非表示/違反報告)
おちゃ(プロフ) - はじめまして!1作目完結おめでとうございます!!いつも楽しく拝見していました。是非2作目も読みたいです。よろしくお願いします! (2022年5月12日 0時) (レス) @page50 id: 619933edc5 (このIDを非表示/違反報告)
koropochi0125(プロフ) - 2作目お願いしてもいいですか? (2022年5月11日 21時) (レス) @page50 id: f7a260b65c (このIDを非表示/違反報告)
真実(プロフ) - 初コメ失礼します!!完結おめでとうございます!!2作目も楽しみにしています! (2022年5月11日 18時) (レス) @page50 id: 6427fd8af0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あるっぷ | 作成日時:2022年5月1日 20時

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