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「そんなに彼女が大切なら離れるんだな。君が死んだら彼女も悲しむだろう？」
グレイブスがそう言い放つと二フラーは威圧で察したのか、ゆっくりと口を離す。
グレイブスがAを抱き抱えると、部下を起こす。
そして索敵を命令してグレイブスは先にトランクから出ていった。
ーーーーー
「動物たちを奪う羽目になってごめんなさい…それに…Aも連れてかれちゃって…」
牢屋の中でティナがニュートに向かって謝る。
「本当に…」
「…誰か説明してくれない？そのオブスキュ…なんとかって、なんなんだ？」
「ここ何世紀も現れなかったわ」
そう言ったティナの説明をニュートは遮る。
「3ヶ月前スーダンで1人見つけた。昔はもっといたそうだけど今も存在している。マグルとの迫害を避けるため自分の能力をおさえつける魔法使いたちがいた。その挙句…自分の力を制御しきれずに……オブスキュラスというものを生み出したんだ」
ニュートはスーダンにいた子を思い出しながら話す。
「彼らは…長くは生きられないんでしょ？」
「オブスキュラスを生むものが10歳より長生きした記録はない……僕達がアフリカで会った女の子は…………8歳で死んじゃったよ。当然Aも手を尽くしたけど…彼女でも手に負えない」
「じゃあ……殺したのは子供…？」
ジェイコブは信じられないとでも言うような表情だ。
ーーーーー
バシャ！と冷たいものをかけられ目を開ける。
『っ！！？ゲボっ』
「おはよう」
『ほんっっと最悪の目覚めね……』
気を失ってる間に連れてこられたのだろう。
事情聴取する部屋なのだろうか。
椅子に座りながら後ろで手を縛られている。
『もっとレディに優しくしたら？寝起きに水なんてモテないわよ』
「そうか？水も滴るいい女になっただろう」
『求めてないわ』
水で張り付く服が気持ち悪い。
白のブラウスの中に服着ててよかった。
こいつの前で下着なんて晒したくないし。
『……貴方一体誰なの？』
「…誰？パーシバル・グレイブスしかないだろう。君には誰に見えてるんだ」
『長官がこんなことしていいと思う？私の知ってるグレイブスはこんなことしない。あなた偽物？もしかしてグリンデルバルドじゃないでしょうね』
半笑いでそう言い放てばグレイブスの顔が歪む。
その表情に思わず顔が引つる。まさかビンゴだとは思わないじゃない…
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紅月@aile(プロフ) - 初コメ失礼します！映画沿いで主人公ちゃんとニュートの絡みにドキドキしながら読んでました！何より、文才が凄くて感動しました！2作目も読みたいです！ (2022年5月16日 17時) (
レス) id: 1bb58b29e8 (このIDを非表示/違反報告)
ロッカルキングボーン！(プロフ) - 初めてのコメント、失礼します！本当に本作品が大好きで、本当に最高でした…！主人公ちゃんとニュートの関係性も最高ですし、なにより文が読みやすくて本当に素晴らしいの一言に限ります…！この作品を書いてくださり、そして公開してくださりありがとうございました！ (2022年5月12日 0時) (レス) @page50 id: c839c729ee (このIDを非表示/違反報告)
おちゃ(プロフ) - はじめまして！1作目完結おめでとうございます！！いつも楽しく拝見していました。是非2作目も読みたいです。よろしくお願いします！ (2022年5月12日 0時) (レス) @page50 id: 619933edc5 (このIDを非表示/違反報告)
koropochi0125(プロフ) - 2作目お願いしてもいいですか？ (2022年5月11日 21時) (レス) @page50 id: f7a260b65c (このIDを非表示/違反報告)
真実(プロフ) - 初コメ失礼します！！完結おめでとうございます！！2作目も楽しみにしています！ (2022年5月11日 18時) (レス) @page50 id: 6427fd8af0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるっぷ
| 作成日時：2022年5月1日 20時
