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頬に固いものが当たる。
『ん…んん……テディ…遊ぶのはあとにして……』
二フラーが嘴で頬を突いてくる。
気にせず、また目を瞑ろうとした時入口から足音が聞こえた。
二フラーが起きろとでも言うように私の服を引っ張ったりする。
その違和感を感じとり体を起こして杖を手に持つ。
耳を済ませれば明らかにニュートの靴の音ではない。
しかも複数人…いる？
動物達も異変を感じとってるのかいつもより鳴き声が多い。
扉から出てきた人達を見るときっちりとした服に身を包んでる男が3人でてきた。
そしてその最後からグレイブスが現れる。
『そこで止まりなさい。これ以上ここの領域に足を踏み入れないで』
正面に立ち、杖を向ければ警戒した向こうも杖を向けてくる。
『杖を下ろして。もし動物に傷をつけたりでもしたら許さない』
「全く…君たちは同じようなことを言うな」
グレイブスが呆れたように言葉を放つ。
『っ、ニュートは!?彼に何をしたの！』
「なに、少し牢屋に入ってるだけさ。あとから事情聴取をする」
『何をバカげたことを…』
「大人しく着いてきてくれれば私たちは何もしない」
『信用出来ない。今すぐここから出ていきなさい』
「はぁ…言っても分からないなら…やれ。殺すなよ？気絶させるだけだ」
グレイブスがそう命令すると部下であろう3人が一斉に私に向かって魔法を放つ。
こんな狭いところで戦ったら動物たちに被害が行く…！早めに片付けなければ。
1人目には魔法を使わず、近距離に持ち込んで回し蹴りをして落とす。
2人目の人の近くに行って背中の服を掴んで敵が放った魔法をそのまま盾にして受けさせる。
残ったもう1人はただ単純に魔法の攻防戦だったが私の方が魔法は早く、すぐに気絶させれた。
『っはぁ、はっ……あとはあんた1人よ』
「素晴らしい力だ……だが心が成ってないな」
『どういうこと？』
「心を捨てれば勝てるということだ」
そう言ったグレイブスは心配そうにこちらを見ていた二フラーに杖を向ける。
『テディ！！』
防衛術なんて使ってる暇ない。
反射的に二フラーの方に走り、抱きしめるとグレイブスが放った魔法は背中にあたって強い衝撃を受ける。
そのまま受け身も取れずに地面に倒れ込んで意識を失った。
グレイブスは一人の女に負ける弱い部下に呆れてため息を着くとAを連れてくために近寄る。
だが二フラーはAのそばを離れようとせず服を引っ張って安全な場所に連れてこうと必死だ。
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紅月@aile(プロフ) - 初コメ失礼します！映画沿いで主人公ちゃんとニュートの絡みにドキドキしながら読んでました！何より、文才が凄くて感動しました！2作目も読みたいです！ (2022年5月16日 17時) (
レス) id: 1bb58b29e8 (このIDを非表示/違反報告)
ロッカルキングボーン！(プロフ) - 初めてのコメント、失礼します！本当に本作品が大好きで、本当に最高でした…！主人公ちゃんとニュートの関係性も最高ですし、なにより文が読みやすくて本当に素晴らしいの一言に限ります…！この作品を書いてくださり、そして公開してくださりありがとうございました！ (2022年5月12日 0時) (レス) @page50 id: c839c729ee (このIDを非表示/違反報告)
おちゃ(プロフ) - はじめまして！1作目完結おめでとうございます！！いつも楽しく拝見していました。是非2作目も読みたいです。よろしくお願いします！ (2022年5月12日 0時) (レス) @page50 id: 619933edc5 (このIDを非表示/違反報告)
koropochi0125(プロフ) - 2作目お願いしてもいいですか？ (2022年5月11日 21時) (レス) @page50 id: f7a260b65c (このIDを非表示/違反報告)
真実(プロフ) - 初コメ失礼します！！完結おめでとうございます！！2作目も楽しみにしています！ (2022年5月11日 18時) (レス) @page50 id: 6427fd8af0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるっぷ
| 作成日時：2022年5月1日 20時
