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「ここを右よ」
どこか知らない場所に姿現しをするとティナに誘導されて歩く。
荷台の影に隠れるようにしてティナはアパートの様子を伺っている。
「いい？入る前に言っとくけど…本当はこのアパート男子禁制なの」
「だったら…僕達は別の宿を探すから」
ニュートが私とコワルスキーさんの腕を掴んで離れようとするが、コワルスキーさんの腕をティナが掴む。
「ダメよ、ほら！」
仕方なしに足音を消すようにそっと階段を登っていく。
1番後ろにティナがいるし逃げ道はない。
ゆっくりと上がっている時、下の階から突如女性の声が響く。
「ティナなの！？」
私たち歩くのをやめ、様子を伺う。
「そうです、エスポジトさん！」
「あなた一人？」
「えぇ、いつだって1人ですよ！」
その回答に満足したのか女性の部屋に戻る音が聞こえた。
その隙にティナの住んでるところであろう場所に押し込まれる。
中に入れば割と広々としていてた。
「ティナ！殿方と…お友達を連れてきたの？」
「紹介するわ、私の妹よ。服を着たら？クイニー」
「あら、そうね」
クイニーと呼ばれる女性が部屋にいた。
どうやら二人暮しみたい。
コワルスキーさんはクイニーさんに見蕩れているのか魔法に見蕩れてるのか、服を着ているクイニーさんをガン見していた。
「それでどういう方？」
「彼はスキャマンダーさん、隣の彼女はA。重大な国際機密保持法違反を犯したの」
「犯罪者ってこと？」
「そう」
もっとマシな言い方はなかったのだろうか…
「あとコワルスキーさん。ノーマジよ」
「ノーマジ！？ティナどういうつもり？」
「彼具合悪いの、色々あって」
そう言うとコワルスキーさんはフラフラとしてソファーに座り込んだ。
やっぱりノーマジの体にマートラップの毒は厳しいのかもしれない。
早く治療してあげたいが…2人の目の着くところではトランクに入ることも出来ない。
「まぁ！座って休んでて！彼朝から何も食べてないの。あら…それは辛いわね？パン屋さんを開きたいけどお金が無いって……パンを焼けるの！？」
コワルスキーさんは何も喋ってないのにクイニーさんは会話をしてるかのように話す。
それにコワルスキーさんは戸惑っているが……
「心が読めるの？」
「まぁね！でも貴方みたいなイギリス人は…苦手。訛りがあるでしょ？それに彼女も…東洋の言葉を喋るのね…何を言ってるのか分からないわ」
まさか開心術を使えるとは思ってなかった。
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紅月@aile(プロフ) - 初コメ失礼します！映画沿いで主人公ちゃんとニュートの絡みにドキドキしながら読んでました！何より、文才が凄くて感動しました！2作目も読みたいです！ (2022年5月16日 17時) (
レス) id: 1bb58b29e8 (このIDを非表示/違反報告)
ロッカルキングボーン！(プロフ) - 初めてのコメント、失礼します！本当に本作品が大好きで、本当に最高でした…！主人公ちゃんとニュートの関係性も最高ですし、なにより文が読みやすくて本当に素晴らしいの一言に限ります…！この作品を書いてくださり、そして公開してくださりありがとうございました！ (2022年5月12日 0時) (レス) @page50 id: c839c729ee (このIDを非表示/違反報告)
おちゃ(プロフ) - はじめまして！1作目完結おめでとうございます！！いつも楽しく拝見していました。是非2作目も読みたいです。よろしくお願いします！ (2022年5月12日 0時) (レス) @page50 id: 619933edc5 (このIDを非表示/違反報告)
koropochi0125(プロフ) - 2作目お願いしてもいいですか？ (2022年5月11日 21時) (レス) @page50 id: f7a260b65c (このIDを非表示/違反報告)
真実(プロフ) - 初コメ失礼します！！完結おめでとうございます！！2作目も楽しみにしています！ (2022年5月11日 18時) (レス) @page50 id: 6427fd8af0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるっぷ
| 作成日時：2022年5月1日 20時
