キミガシネ？...嫌に決まってんじゃん。2 (ページ42)

今日:10 hit、昨日:12 hit、合計:21,273 hit

あぁ、そういやそうだわページ42

サラ「ユキヤ、ちょっとロビーに来てくれないか。」

翌日。ちどういんに呼ばれてロビーに行ってみれば、なんと全員集合してるではないか。

ノエル「集まったかーボロボロ共。」

Q太郎「ふざけた呼び方しちゃいかんぜよ！」

ケイジ「サブゲームは3日間…日付は変わってないし…まだ終わりじゃないはずだけど…？」

ノエル「うん。まだ終わりじゃないしサブゲームを楽しんで欲しいんだけどさー。テメーらボロボロじゃん！見てて嫌なんだよねー。」

ナオ「だったら家に返してください！」

ノエル「そうじゃなくてさー。
お風呂に入ってこいと言ってるんです。」

あーーーーー、そういやそうだったわぁ………。

すっっっかり忘れてたけど、そういやあったなそんな事。

あれか。紙飛行機を書かなかったから、ノエルが全員呼んでこいの場に居合わせなかったのか俺。

あぁ…なるほどなぁ………忘れてたわぁ…。

ソウ「…ユキヤ君、行かないの？」

サブゲームの事とかで頭がいっぱいだったものだから、そんなほのぼのイベントの事などすっかり忘れていた。

俺も大変だったもんなぁ…うんうん。などと自分を労っていれば、ソウさんに声をかけられ、もうみんなが移動し始めていたことに気がつく。

『ん？あ、行きます行きます。』

慌ててついて行く俺。ソウさんの横に並んで歩けば、ソウさんは俺に視線を向けないままでぽつりと言った。

ソウ「………ユキヤ君さ、織…さんになんか言ったりした？」

『あぁ、告りました。』

ソウ「あぁ、そう、こく……………

…………………え、告った？？？」

おそらく素であろうテンションでソウさんが俺の方を勢いよく見た。

おうおう、首取れないか大丈夫か……

『あ、はい。告りました。』

ソウ「………本当に？」

『本当に。』

ソウ「…………そう、なんだ。…なんというか、よくこのタイミングでしたね。」

『いやぁ寧ろ、このタイミングだから？

………あ、そうだ、昨日からずっと謝ろうと思ってたんすよ。すんません、睨んじゃって。ヤキモチです。』

ソウ「清々しすぎて本当に君がユキヤ君か疑わしいのだけれど。いつもの奥手さはどこにいったの。」

『自分でもびっくりなんですけど、告白したら、妙に無敵な気分なんっすよね。』

ソウ「無敵って……いや…でも通りで織がやけにもの落としたり壁に頭ぶつけたり角に小指ぶつけたりするわけだ…。」

『うーわ地味にいてぇ…………』