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黙っていた野崎さんが重々しく口を開いた


あ「それってどういうこと?」


ゲ「Aはもう助からないの!?」


野「あぁ。」


気「なんで野崎さんが分かるん!?やってみんと分からへんやん!」


野「Aはどっちにしろ生きられない」


煎「どういうこと…」


野「Aは苦しんでた、痛みと苦しみに耐えながら」


に「…なんで?」


野「Aは、心臓が生まれつき弱くて、寿命も、あと少しだった」


の「は……」


野「Aは、お前らのこと思ってたんだ
Aが好きで冷たくしてたんじゃない
あれはAの優しさだ
Aは…もっとやりたいことがあった、もっと成長したかった
でも、Aは人を失う怖さを知っている
だから、自らこのみちをえらんだ
誰も傷つけないように
ほんとは、あおい、お前のことがずっと好きだった
でも、あおいの大切な存在になって、なくなってしまったら、あおいを苦しめてしまう
あおい、お前だけが苦しんでいたんじゃない、その倍Aは苦しんでた
あおいのために、好きなやつのために、自分を削ってでも、
それに俺らは気づいてやれなかった
ただあおいに冷たくするからって、冷たい目で見てた
俺が…気づいていれば、よかった…
ごめんな」


野崎弁当の目には普段はめったに見せない涙を目いっぱいに溜めて震えながらも話した


ほかのメンバーは、ただ、黙って聞くだけ、答えられることなんて何も無い


ただ、全員が後悔していた


あ「そんなの…ありかよ…」


あおいの目からは大粒の涙が流れ落ちる


ぎゅっと冷たくなっていくAの体を抱きしめ、Aを呼ぶ


あ「すきって、もっと言いたかった、Aの気持ちなんか、考えたこともなかった、ただ、俺が嫌いなんだろうなって、そんなことしか。Aの表情にも、気づいていれば…こんなことには」


白「あおいくん…自分を責めちゃダメだよ、みんな後悔してる、だから…この後悔を…Aの幸せに変えよう」


あ「どうやって…?」


白「Aに、見せてあげよう、僕達が目指していた道、Aの目指していた道を」


白服の目は真っ赤で、でも、その奥の瞳は強くて、あおいに力を与える


みんな、Aを強く抱き締めた

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satsuki - やばい。。。泣ける (2020年1月29日 22時) (レス) id: 2891e03b59 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - みなさんコメントありがとうございます!!おかげで次の作品も頑張れます、これからもAliceをよろしくです! (2018年12月24日 20時) (レス) id: 4a5cce6e48 (このIDを非表示/違反報告)
2nd - 完結おめでとうございます!最後は涙がとまりませんでした( これからも頑張ってください! (2018年12月24日 20時) (レス) id: 3676bf0b00 (このIDを非表示/違反報告)
mesemoa・LOVE - 最後の夢主ちゃんがあおいくんを庇って亡くなってしまったところ、すごく泣けました...!次の作品も楽しみにしてます!! (2018年12月24日 0時) (レス) id: c85dc25ea3 (このIDを非表示/違反報告)
cfDbg4VRAsnucMY(プロフ) - めっちゃ偉いです!この作品好きです楽しみにしてます! (2018年12月6日 9時) (レス) id: 7462f02827 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Alice | 作成日時:2018年10月20日 21時

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