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『...』



僕がバレーを辞めた理由は簡単だった。


"限界を感じたから"


時期エース、期待している、1年生ながらにして先輩達に色々言われてきた。


鳥養監督の練習も耐えた。


バレーをやってて楽しかった。


いくらでも跳べるような気がした。


東峰先輩を見ていると、あぁ、凄い。って思った。


うちのエースなんだなぁ。


かっこいいなぁ。


僕もあんな風になりたい。


東峰先輩は僕の憧れだった。



西谷「...旭さんだって戻って来てんだ!」


『そうなんだ。』


西谷「皆お前を待ってんだよ!A!」



でも、ある日突然、僕は跳ばなくなった。



『ごめん。』



西谷に背を向け、僕は教室に入る。



西谷「......早く戻って来いよ。」



怪我とかじゃない。


絶対に越えられない壁だと言うことを理解してしまったから。


手を伸ばしても、跳んでも届かない。


どれだけ頑張っても、、


その壁を越えることは出来ない。


そこで僕は限界を感じた。



『僕は、東峰先輩みたいになれない。』



近くに居るのに絶対に追い付けない。


それだけ、東峰先輩のスパイクは威力と重みがある。

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作者名:SkyMoon | 作成日時:2023年11月5日 16時

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