烏野高校には、もう１人２年生が居たようで... (ページ14)

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さっきの勉強教える条件のやつ...？

いやそんなにアイスあっても溶けるし...

『いらない。』

あ、今日卵焼き入ってる。ラッキー。

母さんの卵焼き甘いから好きなんだよね。

田中「...A様。」

『だから様いらない。』

田中「...Aが縁下に公民教えてもらえるよう交渉してくるぜ？」

ﾋﾟｸｯ

田中「(あ、反応した。)」

『公民...』

おにぎりを口に運ぶ。

『...公民.....公民か.....』

毎回縁下に教えて貰えるよう頼んでんだよなぁ...

『...のった。』

田中「A...!」

『唐揚げと卵焼き2個までだからな。』

そう言って弁当の蓋におにぎりとおかずを乗せる。

田中「おう!」

公民は僕も今回ヤバい...

明後日小テストなんだよなぁ...

縁下に頼まなきゃだ...

あぁ...思い出したくなかったけど向き合わなきゃいけない現実かぁ...

公民は大の苦手...

『あと５分だぞ?』

『僕は自分の分は食べ終わったけど。』

田中「マジ?!」

田中「急ぐっ!!」

『あ、やっぱアイス２本な。』

『昼ごはん半分あげたんだし。』

田中「え...りょ、了解。」

田中「(昼飯もらってる手前文句言う訳にはいけねぇ...)」