epilogue ページ5
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「で？結局どっちを選んだの」
「わかってんだから聞かないでください」
兄の黒トリガーを強制発動させたあの日から１週間がたった。あの後、もう一度話をするために呼ばれて本部へ向かおうとしたところでまた迅に捕まった。
今回は同席すると嘯いているが、これが３度目の正直と言うやつか、否か。
「全部アンタが仕組んでたんですね」
「その言い方酷くない？」
「全然」
迅のトリガーを使い本部へ入り相変わらずの長い廊下を歩く。私と迅を接触させたのは亜季が頼み込んだからと聞いて、驚倒したのは記憶に新しい。未来視に動かされた私はもはや操り人形だったのではないかとさえ思う。
迅は上機嫌に話し始める。
「Aちゃんを初めて視たとき、やばかったんだよ？ボーダー中警報だらけで、みんなパニックでさあ。上が無理やり連行するって話するからおれ必死に止めてさ、なんとか説得させてゆっくり接触して」
「接触って言い方やば」
「そしたらAちゃん死のうとしてるし！」
ケラケラと笑っているが、これも未来が視える余裕というやつなのか。この人の飄々とした態度はここからきているのだろう、きっと。
「あのとき発動してたら近界民ごと破壊してただろうし、発動しなくて良かったですね」
ブラックジョークを返し、迅のオーバーリアクションを横目にエレベーターへ乗り込む。迅は腕を組んで嬉々としてまた話しだす。
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あのね(プロフ) - 返信遅くなりすみません。感想ありがとうございます！無事に完結できてホッとしてます笑 灯火の意味を汲み取ってくださり嬉しい限りです！ (9月21日 3時) (
レス) id: 695de6ced5 (このIDを非表示/違反報告)
黒灰白有無％(プロフ) - 完結おめでとうございます！灯火の意味わかった時ヤバすぎました、内容もとてもいい話で感動しましたし、とても面白かったです！！回顧録では涙が溢れ出るわで超好きなのでまた読みに来たいと思います！コメント失礼しました (7月4日 2時) (レス) @page7 id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あのね | 作成日時：2023年6月14日 2時
