【マッシュル】七人兄妹の末っ子ちゃん

第11話 ページ12

クロード「ゴホン」

クロード「ではさっそく1次試験を始める」

クロード「全員席につけ」

「！？」

「席！？」

「席なんてないぞ！？」


フッ


ボゴッ


「！」

「なんだ！？」


ズドォォン


「机が現れたぞ！！」

「おい 上を見ろ！！」

「上から紙とペンが降ってくるぞ!」


バサッ

ストン

ストトト


「すげー」

「初めてみたぞ こんな魔法…………！！」

「さすがイーストン魔法学校期待の教師！！」

クロード「・・・」ニヤニヤ

マッシュ「最初から準備してある部屋につれてってくれればいいのに」

A『手間のかかることを』

クロード「(◯す)」

クロード「フン(……………まぁいい)」

クロード「(この編入試験は突破率3% アイツのようなふざけた奴はまず通らん)」

クロード「制限時間は30分！！」

クロード「それでは始め！！」


バッ


「……………っ！？」


ワサッ


「(この答案用紙…………)」


ワサッ ワサ ワサ ワサ

ワサ ワサ ワサ ワサ ワサ ワサ ワサ ワサ


「(文字が動いてる！？)」

「どうやって解けばいいんだ こんなの！？」

「まともに読めないぞ！」

クロード「(そう その答案用紙には私の魔法をかけてある 問題自体は容易だ)」

クロード「(つまりこの試験の合格基準はこの魔法を解き文字を整列させることにある)」

レグロ「絶対ムリじゃん」

ブラッド「なんでオレあの時イケるとかおもったんだろ」


ワサ ワサ ワサ


マッシュ「…………動かれると困るんだけど」


ワサ ワサ ワサ ワサ ワサ


マッシュ「・・・」


バキッ

ポトッ


マッシュ「動かれると困るんだけど」


答案用紙「・・・」しん……


レグロ・ブラッド「なに――？ななななに―――！？」

A『・・・』


ワサ ワサ ワサ ワサ

A『はぁ………』


カチャ カチャ

ボッ


ワサッ？

ワサ ワサ ワサ ワサ ワサ ワサ ワサ ワサ ワサ

答案用紙「(いやぁぁぁぁぁ！？燃やさないで！)」

A『あれ？ さっきより動きが良くなっちゃった。火を近づければ動かなくなるかなって思ったんだけどな。』

答案用紙「(いや、普通は暴れるよ！！)」

A『ん〜。…………………あ！』

A『燃やされなくなかったら………動かないで？』

レグロ・ブラッド「コッチも脅しに来た――――！？」

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