歌パロ (ページ41)

今日:14 hit、昨日:0 hit、合計:34,846 hit

京ジェでヒーローページ41

side ジェシー

あれ？
珍しく大我から連絡きてる

『ジェシーの家で待ってる』

ジェシー「…は？」

運転手「どうしました？」

ジェシー「あ、いや…。すみません。ちょっと急ぎでお願いできますか？」

運転手「かしこまりました」

大我が自分から家に来るなんて珍しすぎる
なんかあったのかな…

大我と初めて会ったときは
大我が家に来るなんて想像もしていなかった

＿＿＿

大我への第一印象は“女子”
これに尽きる
本当に可愛くて女子かと思ったくらい

一方その頃の俺はシャイで全く話せなかった

そんな俺が大我に話しかけられたのは
コンサートを見に行った時

あの日から俺らの音楽人生が始まった
と言っても過言ではない

昔言われた言葉から
最初は人前で歌うことが嫌だった

でもメンバーと出逢って
北斗や大我と歌うようになってから
いつしか歌うことが楽しくなり
気づいたら俺の生きる糧になっていた

今じゃ色々な方からお褒めの言葉を頂くけど
最初は声質が合わなくて非難もあった

でもそんな壁は乗り越える為にある

メンバーと、大我と一緒なら
どんなことも乗り越えられる

俺はこの出逢いを偶然だなんて思っていない
必然であったと、運命だと思ってる

＿＿＿

運転手「着きましたよ～」

ジェシー「ありがとうございました」

タクシーを降り急いで自宅へ帰った

＿＿ガチャ

ジェシー「ただいまー」

＿＿シーン

ん？
大我いるんだよね？

どこ？

とりあえず手洗いうがいして
リビングに向かう

ジェシー「大我ー？」

え？
いないんだけど

まさかな～と思い寝室にいくと
ベッドに謎の塊が…

アレか…

ジェシー「大我ー？ただいまー」

大我「…っ」

え…
泣いてる？

近寄って顔を覗き込むと
涙を流す大我が…

普段泣かない彼の涙に戸惑う

こういうときどんな言葉を
かけてあげれば良いのか分からない

無力だと実感する

でも待って

あの大我がわざわざ俺の家に来て
俺のベッドで泣いてるってことは
俺に助けを求めてるってことだよね？

そこで思いついたのは…