story10 ページ10
色々ごちゃごちゃ考えながら帰路につく。
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いやいや、、
西田が俺の事を好き?
有り得ない
有り得ない
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確かに俺のことを普段から頼ってくれてたのは分かるし、
憧れてくれてたのも知ってた。
でも、
特別な好きだったなんて、
そんなの知らない。
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しかも付き合ってって、、、
石「無理だろ、、、」
俺、好きな人いるって言ったし…
意識したことないし、、
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そうこうしているうちに帰ってきてしまった。
石「はぁー、、あんなに会いたかったはずなのに
今はマサさんに会うの、なんか気まずいし…」
扉の前で一瞬躊躇うけど
入らないわけにもいかないので、
思い切って足を踏み出す。
.
柳「あ、おかえりー」
冷蔵庫から水を取り出すマサさん。
気まずいと思ってたはずなのに、
顔を見ると、一瞬で安心感を貰えてしまうから困る。
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そんな俺の葛藤も知らないで、そのまま行こうとするから
思わず手が伸びる。
.
柳「えっ、なに」
石「マサさん…」
後ろから彼を包み込む。
バレないように。
気付かれないように。
距離を置かれないように。
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石「…疲れたの…」
柳「なんだよ、、重たい、」
言い訳をして。
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柳「…祐希、、放して…」
肩にかかった俺の腕を下ろそうとするけど、
今日は放してやれない。
石「だめ、、マサさんはここにいるの。」
柳「…ったく…」
呆れながらも、回された俺の腕にポンポンと触れてくる。
そんなこの人を本当に放せそうになくて、
その優しさにつけこんで、彼の肩に顔をうずめる。
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俺が西田の言葉にあんなに動揺してしまったのは
想像してしまったからだ。
俺が彼の立場になった瞬間のことを。
今まで何となくしか考えてこなかった、
俺がマサさんにホントの想いを伝えた時のことを。
実感してしまったんだ。
俺の想いをぶつけられた時のマサさんの気持ちを。
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それでも今の俺は
この腕の中にある愛しい人の温もりに
甘えてしまうんだ。
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嵐崎yui(プロフ) - おーみやさん» わざわざアカウントを作成してくださったんですね(><)すみません、じゃあ私から送信しますね!ちなみに、メッセージ機能は携帯で見る場合は自分のプロフ画面をPC版サイト設定で見たら右側に表示されて、見やすいと思います! (2020年6月16日 22時) (レス) id: af68e33a30 (このIDを非表示/違反報告)
おーみや(プロフ) - すみません。。個人的にやり取り出来る場所が分からなくてとりあえずログイン?アカウント作ったんですけどどうしたら良いでしょうか?? (2020年6月16日 21時) (レス) id: 726816ada6 (このIDを非表示/違反報告)
嵐崎yui(プロフ) - Yumasaさん» いえいえ(*^^*) (2020年6月16日 21時) (レス) id: 0beafa0152 (このIDを非表示/違反報告)
Yumasa(プロフ) - ありがとうございました メッセージきました (●´ω`●) (2020年6月16日 21時) (レス) id: 995bfafb1d (このIDを非表示/違反報告)
嵐崎yui(プロフ) - Yumasaさん» 楽しみにして頂いて嬉しいです。分かりました、メッセージ送りますね! (2020年6月16日 20時) (レス) id: af68e33a30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:嵐崎yui | 作成日時:2020年3月3日 16時