◆今夜も 【完】 ページ20
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足取りが早くなる。
もう通いなれたそこへの道のりは、そう遠くない。
早く、早く。
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見つけた背中に、思わず駆け出す。
「雅紀！」
がばっと後ろから抱きつくと、「うわっっっ」て叫んで一生懸命踏ん張る雅紀。
満面の笑みを雅紀に向けると、雅紀の満面の笑み。
「おかえり、Aさん！」
うわっ、いつもにも増して眩しい！
雅紀のきらきらな笑みを見て、私もつられてさらに笑った。
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「Aさん、」
近くのレストランに入り食事をした後、雅紀と手を繋いで帰る途中。
雅紀が私の名前を呼んだ。
「何？雅紀。」
顔を横に向けると、ぎゅっと手を握られた。
「今夜は、ずっと俺と一緒に居てくれる？」
どきん、
心臓が脈を打ったのがよく分かる。
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「今夜は、じゃなくて、今夜も、でしょ？」
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私がそういうと、無邪気に笑ってキスをした。
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「好き、Aさん。」
「私もだよ、雅紀。」
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夜はまだまだ終わらない。
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Fin.
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蓮 架(プロフ) - ニノちゃん大ちゃん。さん» はじめまして!コメントありがとうございます(*´∀｀*) うわわ、凄く嬉しい言葉ありがとうございます! 相葉くんの想い、伝わるといいですけどね(笑) (2013年11月9日 21時) (
レス) id: 73c955a866 (このIDを非表示/違反報告)
ニノちゃん大ちゃん。(プロフ) - 初めまして。一気に読んじゃいました、このお話の続きが気になるくらいはまっちゃってます☆相葉君の思いつたわれーって思ってます(笑) (2013年11月9日 21時) (レス) id: c3f188c7ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮 架 | 作成日時：2013年11月6日 18時
