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魔王と対面!?13人の魔王軍幹部 ページ6

コンコンコン。
sn「起きたから連れてきたよ」
gr「入れ」
『・・・・・・し、失礼します』
そこには魔王の特徴を持つ悪魔みたいな・・・・・・いや、魔王だろう。とアクアマリンのお兄さんを含めて13人の魔族?がいた。
gr「そんなに身構えるな。そこに座り給え」
『は、はい』
gr「・・・・・・私は魔王、ここの城の主だ。お前の名はなんだ、神々に愛されし者よ」
こういう時、フルネームは言ってはならないと相場が決まっている。よくカフェで呼ばれるやよでいいだろう。
『え、あ、やよです』
gr「ふむ、やよか。それで、お前を拐った理由なんだが・・・・・・多分だが、俺が魔神であることが関係している」
『え?どういうことですか?』
gr「お前は神々に愛されし者という称号を持っているだろう」
『え、まあはい。そうですね』
gr「それは良くも悪くも全ての神を惹き付ける」
『ということは、ダイアモンドのお兄さんは身体が勝手に動いたと?』
gr「おぉ!そうだゾ!何かに引っ張られる感覚に陥ってな!気付いたらお前を拐ってたんだゾ!」
『oh・・・本能って凄いですね』
gr「で、今気づいたんだが、「ダイアモンドのお兄さん」とは俺のことか?」
『はい。ダイアモンドには「永遠」という意味があります。国王様が貴方は何百年前からいるときいたので、ぴったりだなと』
sn「僕は瞳の色から「アクアマリンのお兄さん」ってその子に呼ばれてるよ」
gr「ふむ、面白いな」
tn「ふむ、面白いな。じゃないで、グルさん。あの子、勇者召喚に巻き込まれた子やん。しかも、一緒に魔王討伐に来ようとしとった子よな?」
gr「な、何のことだ?」
tn「・・・・・・確実に勇者一行はここに来るで?」
gr「・・・・・・だろうな。だからなんだ?俺は負けないゾ」
目の前で言い合いが始まってしまった。
em「少々いいでしょうか、やよさん。元の世界に帰りたくないのですか?」
『・・・・・・帰りたいのは山々ですが、彼らを置いては帰れませんから。そもそも召喚というのは一方通行。戻れる確率はほぼない。なら、この世界で衣食住と働き口を探したほうが早いんですよ、オパールのお兄さん』
em「私の事をオパールに例えましたか。なぜですか」
『貴方の瞳の色の宝石がオパールだった。ただ、それだけです』
em「・・・・・・やよさんは、我々が怖くはないのですか?人の姿をしている者は数人しかいません。なのに何故、怖がらないのですか?」

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作者名:アクネット | 作成日時:2023年1月29日 0時

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