鬼に気を許す私は、鬼殺隊にいる資格はないのでしょうか？弐【鬼滅の刃】

陸拾肆 ページ23

「なーんだ。僕に言ってるのかと思った。」


いや、今のどう見ても私の独り言でしょ！？


『なんで、ここにいるの。』

「いや、なんか眠れなくて。

でも、なんでだろう。なんだかこの状況が懐かしく感じて、何かを思い出したいみたい。」


昔の記憶.....

この状況.....



とっさに、なぜか、歌った自分がいた。


『〜♪〜、〜♪』


歌詞は、


お花の名前がメインで。



”あの日たった一日の出会いが


私を救った



ハスの様な恋をしたかったんじゃない


そこには花が咲いていて



トリトマ、シュウメイギク、アネモネ


見放さないで



報われないの


それが悲しいの


なぜこの気持ちは、無限に続くの

あなたの存在が無限そのもの



そうだったはずなのに’



あなたが消えてしまった



残酷の始まり”



こんな歌詞で。

この曲を、あなたの前で歌った。



あの昔に、決して思っていたことじゃないのに。



なぜかこの曲をあの時歌った。





でも、もう運命は決まっていたのかもしれない。

あなたと別れるという、



運命は。

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